先日「魔法びんの真空二重構造を応用したサーモスの高性能・超ニアフィールドモニター、MSA-380S誕生」という記事でも紹介した、小さなバズーカのような不思議なスピーカー、VECLOS MSA-380S。その後1か月ほど使っているんですが、すごくいいんですよね。一般的なモニタースピーカーと際立って違うのが、音の定位と立体感のある音場。スウィートスポットは狭いけれど、だからこそDTM環境にはとってもマッチするんです。
「重くて大きいものがいい音のスピーカー」という従来の常識を完全に覆すMSA-380S。魔法びんメーカーのサーモスが生み出した「真空エンクロージャー」という真空二重構造が、この音の秘密となっているようですが、これはいったいどういうもので、なぜ迫力あり、かつクリアなサウンドが実現できるのか?その構造面から、このスピーカーの音の秘密に迫ってみたいと思います。
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Source: 藤本健の“DTMステーション