ミステリアスでしっとりとした極上な歌声を聴かせてくれるR&BシンガーH.E.R.(ハー)が6曲入りのEP『I Used to Know Her: The Prelude』をリリースした!!!そして、このEPの1曲目を飾る「Lost Souls」はあのLauryn Hill(ローリン・ヒル)の名曲「Lost Ones」に大きく影響されたもののようだ。
EPMDやRun DMCなどのバックDJも努め、現在でもDJからプロデュース業と活躍し続けるDJ Scratchが参加したこの曲は、ローリン・ヒルの「Lost Ones」にドラムパターンからスクラッチ、そしてH.E.R.のフロウまでもがソックリなのがすぐにわかる。これはただ真似たわけではなく、ローリン・ヒルへの憧れと尊敬を込めたものだという。以前、H.E.R.はVIBE紙にて“私はローリン・ヒルになりたかったの。彼女のように女性に力を与えられる人に”と伝えていた。
ローリンの「Lost One」では男性(もしくはHip Hop又は元カレのワイクリフについてだとも言われている)に対して富や名声、商業主義になったことにより態度が急変し、人として大事な物を無くしたことについて歌ったものだった。対するH.E.R.の「Lost Souls」も世の男性に対して人として心の無い者には誰もついていかないことを力強く歌った内容だ。是非、両曲を聴き比べてみて欲しい。
今回H.E.R.がリリースしたEP『I Used to Know Her: The Prelude』にはBryson Tiller(ブライソン・ティラー)と共演した曲もあるので是非チェックを。
H.E.R.は8月4日からChris Brown(クリス・ブラウン)の”Heartbreak on a Full Moon Tour”に同行しているようだ。
Source: Black Music Dictionary