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フォンテインズD.C.、フジロック直前!グラストンベリー・フェスティバルのライヴ・レヴュー

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NME Japan

Photo: All pics by Jamie MacMillan グリアン・チャッテンの声が姿が見える前から聴こえてくる。誰もいないステージに淡い緑のスポットライトが光を落としていて、コードが掻き鳴らされる。フォンテインズD.C.にとってグラストンベリー・フェスティバルでは過去最大規模となったステージが始まる直前、グリアン・チャッテンは拍手と歓声が鳴り止むのを待って、一筋の光に足を踏み入れる。冒頭を飾った“Romance”で彼はお馴染みの地を這うようなヴォーカルを響かせて、喉の痛みにオレンジジュースを流し込むように人を苛立たせる。観客を当惑させることにキャリアを費やしてきた彼らだが、今のグリアン・チャッテンはキルトのブーツに身を包んで、それをやろうとしている。その目はバンドの堂々たる新時代を見据えている。 ダブリン結成の5人組であるフォンテインズD.C.は常に変わっていくことを歌ってきたが、この日は新旧の楽曲が新鮮なエネルギーのうねりと結びついているように感じられる。ここにきてサイバーパンクの衣装を身にまとい、髪を染める予約を入れることにした彼らだが、その音楽はこれまで以上に不遜で…
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