ダンスミュージックシーンではDJやプロデューサーがアルバムをリリースするのは、とても普通のことであるし、例えばヒップホップシーンでもMike Will Made-Itや自身では楽曲は作っていないがDJ Khaledのアルバムは話題作となっており、もはや普通の状況である。
しかしWaka Flockaはそれが不満らしい。
先日ライブ放送を行ったWaka Flockaは自身のDJやプロデューサーに対する持論を展開した。その持論とは「DJやプロデューサーが有名になったら、アルバムをリリースしたがる。でもあいつらはラッパーじゃない、アーティストじゃないんだ。プロの仕事に徹しろ」と怒り口調で話す。
Waka Flockaは特定のアーティストの名前こそあげていないが、最近でいうと先ほどあげた2名の他にLondon On Da TrackやMetro Boominが現在アーティストとしてアルバムを制作中と言われており、期待が高まっている。
さらに言えばSonny Digitalのように、「プロデューサーに対する評価が低すぎる」と主張をし、自身も正当な評価を受けるためにラッパーになったアーティストもいるくらいで、Waka Flockaの意見は正当性を欠いている。
実際問題としてラッパーにとってプロデューサーやDJが有名になることは、なんの問題があるのだろうか?
DJやプロデューサーはラッパーを支えるために動けという、Waka Flockaの今回の発言は、以前Lil Uzi Vertを「ヒップホップではない」と言ったとき以上に、時代遅れの意見といえるのではないだろうか?
Source: FNMNL フェノメナル