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「めっちゃスゴいから早くレコーディングできた」レジェンドDJ PMXとKEN THE 390チーム、驚速な楽曲制作を語る

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ラッパーとプロデューサーがタッグを組んで「スマッシュヒットする」という前提で楽曲制作を行い、バトルする音楽番組「SMASH HIT」。番組に参加するのは、「漢a.k.a.GAMI × MINMI」「DJ IZOH × SWAY」「DJ PMX × KEN THE390」「AK-69 × MC TYSON」の4組。まずは漢チームとDJ IZOHチーム、DJ PMXチームとAK-69チームがそれぞれ戦う。審査員は101人のオーディエンス。50人のヒップホップファンと、51人の一般人が集まる。

「DJ PMX × KEN THE390」チームに密着。DJ PMXといえば、横浜を拠点にウエッサイスタイルのヒップホップを提案し続けている大御所プロデューサーだ。そんな彼が指名したのは「フリースタイルダンジョン」での名解説でおなじみKEN THE 390。DJ PMXのイナたいアーバンサウンドと、知性派ラッパーがどのようなケミストリーを生み出すのか?

80年代から活動を続けているPMXはこれまで数々のヒット曲を生み出しているが、基本的には「理解されないことを前提にやってた」と語る。しかしヒップホップを取り巻く環境の変化を感じて、「もっと広めたい」という思いから番組への参加を決めたという。

一方のKEN THE 390は「PMXさんに誘っていただいたから(この企画に)参加した」と語る。PMXはKENについて「アーバン感があって、世界観もある。そこが魅力。彼がスマッシュヒットを連発してるから組めば間違いない。ヒットチャートに大事なイケメン、滑舌も声もいい、アーバン感がある」と絶賛。実力も経験も兼ね備えた2人のプロフェッショナルが制作をスタートさせた。

2人の制作は順調そのものだった。PMXの持論は「自分のことばっかり歌ってる曲はスマッシュヒットに向かない。(多くのリスナーは)歌詞の世界観に自分が入り込めて主人公になれるような曲を求めている」というもの。ディスカッションの中でキャッチーでポップなラブソングを制作する方向性が決まった。KENも「ロマンティックだけどしっかり踊れる(ものがいい)。ヒップホップのラブソングだと踊れなくなったりする場合があるけど、そうじゃなくてちゃんとビートに乗れるほうがいい」と明確に自分の意見をPMXに伝える。

早速KENにデモを2ヴァージョン送ったPMX。さらにKENのワンマンライブに足を運び、楽曲制作のイメージを膨らませる。デモを聴いたKENは「普通、この段階ではもっとラフなもので来る」と完成度の高さに舌を巻いた。まったく違うパターンのビートだったので、KENはどちらのビートがいいのかは決めかねている様子。そこでPMXは自分が普段デモ制作の時にしている「ある方法」でKENと一緒にビートを決めることにした。

その方法とはPMXが所有しているビンテージのオープンカー・Chevrlet Impala SSで街を流しながら、ビートを聴くこと。この車は1964年に製造されたもので、さらにPMX自身によって高級オーディオが積み込まれている。ウエッサイを地で行くPMXのリアルさにKENは「すごい車ですね! 街でこの車見かけて、PMXさんが乗ってたら『うわ、マジだ!』ってなりますもん。めっちゃ目立ちますね」と語る。PMXが「結構、着いてくる人とかいるよ」と話すと、信号待ちの際に実際に車ごしに一般の人から「写真撮って良いですか?」と声をかけられる場面も。KENは「普通、車ごしに言われないですよ!」とLOCOHAMAスタイルに高揚した様子だった。

そして2人はビートを決め、リリックもKENがしっかり準備して制作は極めて順調に進む。レコーディングも、プロデューサーでありながらエンジニアでもあるPMX主導で行われ、2人が納得できるクオリティの楽曲があっという間に完成してしまう。KENは「長い期間をかけて制作された曲のほうが良いみたいな風潮がありますよね? 早くできたからあんまり考えてないんじゃないか、雑なんじゃないかみたいな。でも違う。俺らが『めっちゃスゴいから早くレコーディングできたんだ』っていうのは言いたいですね。ものすごく家で準備してきてるから、レコーディングスタジオでも中途半端に悩まないんだ、って」と珍しく熱く語った。

2人はライブに向けた演出や衣装合わせなども行い、万全の体制で10月9日の本番に臨む。

「SMASH HIT」は10月9日20時~AbemaSPECIAL 2チャンネルで放送

Source: Abema HIPHOP TIMES

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