つい先日、デビューアルバム『The World Is Yours』をリリースした今話題のラッパーRich the Kid(リッチ・ザ・キッド)ってどんな人物だろうか?少しだけ触れてみたいと思う。
1992年生まれの現在25歳のリッチ・ザ・キッドはクイーンズ育ち。英語の他にハイチ語もペラペラだという。彼が13歳の頃に両親が離婚、その後に北アトランタから約30分の距離にあるウッドストックに引っ越したという。クイーンズ時代にはNas(ナズ)やJay-Z(ジェイZ)、2Pac(2パック)、Notorious B.I.G.(ノトーリアスBIG)、50 Cent(50セント)を主に聴いていたようだが、ウッドストックに引っ越してからはT.I.やYoung Jeezy(ヤング・ジージー)らを聴くようになったという。
ラッパーとしての彼の最初の名前はBlack Boy The Kid(ブラックボーイ・ザ・キッド)と名乗っていたようだが、その後に改名して現在のRich the Kid(リッチ・ザ・キッド)となった。
2013年にデビュー作となるミックステープ『Been About the Benjamins』をリリース、同年にはMigos(ミーゴズ)とコラボした『Streets On Lock』を発表し当時話題となった。現在までに15作品以上のリリースをしているのだが、彼と共演したアーティストも非常に多いのが特徴。
Young Thug、Rockie Fresh、Kirko Bangz、Yo Gotti、Bobby Shmurda、Fetty Wap、
Ty Dolla $ign、Rich Homie Quan、Young Dolph、2 Chainz、Wiz Khalifa、Curren$y、Kodak Black、Migos、PartyNextDoor、21 Savage、Diplo、Justin Bieber、Lil Yachty、 Jaden Smith、Playboi Carti、Kendrick Lamar…
と名をあげたらキリがないほど。
また、彼は自分のレーベル“Rich Forever Music”を設立している。ここでは自身の楽曲のリリースの他に、Famous DexやJay Critch、YBN Almighty Jayといった若手アーティストらを発掘したりしている。
そして待望のデビューアルバムとなる『The World Is Yours』を3月30日にリリース、収録曲である「New Freezer」はあのKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)との曲だ。また現在ビーフ中のLil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)をディスしたとされる「Dead Friends」などを収録。4曲目に収録されている「Plug Walk」については全米シングルチャート100にて現在18位を獲得、彼の曲の中でもトップクラスのヒットとなった。
今年こそはリッチ・ザ・キッドがブレイクする年となりそうだ。まずはデビューアルバム『The World Is Yours』を必ずチェックしよう!!!
Source: Black Music Dictionary