作り込んだリリックでこそ、実力を発揮するラッパーを発掘するオーディション企画「ラップスタア誕生!」。今回からは新章であるSeason2がスタートし、早くも一次審査通過者が発表された。
最初に審査されるのは、応募者による「自己紹介」をテーマにしたラップ動画。応募者291名の中から、審査員の投票で選ばれた上位30名の動画がジャッジの対象となる。1stステージでは、審査員がそれぞれ10人のラッパーを選出。合計ポイントを算出し、上位12名が勝ち残るというルールだ。
まず登場したのが、39歳のフィメールラッパー・Tomgirl、東京の若手Y.O、仙台出身で現在は千葉のレーベル<BANG STAYSTONED>に所属するBAKKS、沖縄出身の実力派ラッパーALEXの4名。
審査員たちの間では「ベテラン臭さがある」「ちゃんと生きてきたことをラップしてる」といった好意的な評価から、「内容的に年相応ではない」といった厳しい指摘、「とにかくトラックの音が小さくて実家感がある。小さい音でAV見てる感じ」といったジョーク交じりのツッコミまで、歯に衣着せぬ発言が飛び交った。
続いて登場したのが西日本からの挑戦者3名。若干9歳のチャイルドラッパー・HARUMUのパフォーマンスには、いつも険しい顔のSEEDAも終始ニコニコ顔。「うちの子供もラップする。可愛い」と、普段見せることのない優しいパパの表情をのぞかせた。またこのパートには、大阪の実力派フリースタイラー・じょうが応募者として参戦。ANARCHYやHUNGERから等身大のラップを高く評価された。
そして今回登場したラッパーの中から唯一ネクストステージに勝ち上がったのが、山口県のNO-EL。前シーズンにおいて二次審査に進むことが叶わなかったNO-ELは、テクニカルなライミングと多彩なフロウで他の応募者を凌駕。パフォーマンスのラストでは「(自分が二次審査に進めなかった前シーズンは)出来レースなんじゃねーの? 笑かすな」と怒りをのぞかせた。
審査委員長のKダブは、そんなNO-ELを「1回目も良かったけど、今回はスキルアップして、さらに良くなった」と高く評価。Anarchyも「いいなあと思った。『出来レースなんじゃねーの? 笑かすな』と言いつつ出てくるのが好きですね」と同意。SEEDAも「この中だったら(NO-EL)」と続いた。なおリベンジを果たす形となったNO-ELにはRYUZOが密着取材を行う予定だ。
次週はANARCHYも認める若手ラッパー、一二三屋が送り出した若手などが登場する。放送は3月14日の深夜24時30分からの予定。お見逃しなく!
Source: Abema HIPHOP TIMES