自分は「人生」というものを文字通り「人として生きる」という感じで捉えてます。。輪廻転生というのかな?魂メインで、人としては生まれ変わるものという思想の持ち主(ちなみに無宗教)でして、魂=意識みたいな感じだと思ってます。
意識を高めるということは、魂を磨く?精神的成長?うまく言えないしよくわかんないけど、だけど、最低限自分と接する人をネガティブな気持ちにさせるようなことは意識を高める行為だとは思わないのでそうしないように心がけてます。
何か自分と出会うことで新たな発見があればって気持ちでやってはいるんですが、流石に仏のレベルの意識まで高められてはないので約束破られたら怒るし、ギャラ払われなかったらムカつくし、自分の行動が全て正解だとは思ってないです。
自分に関わる人に自分の持ってる技術や考えを提供してクオリティを引き上げたいという純粋な気持ちと、その気持ちを利用されて精神的にも経済的にも搾取されないようにある程度自分を守らなければ自分が破綻してしまう。
どんなジャンルのコミュニティでもそこのバランスで悩む人多いですよね。性善説のもとに行動できる世の中が理想なんだろうけど現実は性悪説のもとに行動しなくては自分がくらってしまうジレンマ、、、難しいですね、右行っても左行っても人間は後悔する、、、FEBBから送られて来たデータのリンクがついたメール、そのデータを作業して返信することなくいなくなったことに対しての時間の重みや後悔、やり場のない怒りを感じざるを得ない、複雑な感情です。
人の死というのはそれだけ関わった人に時間の重みや後悔をはじめとしたいろんな課題を課していきます。。生かすも殺すも己の今後の生き方次第ですよね。。今後ってのは人としてではなく人として生きたその後も含めてだと勝手に思ってますが。。
自分が背負った使命を全うしたと感じれるくらいのレベルになるのが理想なのかな?って浅はかな思考で己の死生観語っちゃってたりするわけですが、、自分は自分がいまやってることが使命だって(ここまで長年やってきて他の仕事ムリw)思ってるんでどんなことがあろうと今まで進んで来た道をさらに進むつもりですが、かっこいいトラック作れなくなったらその時はその時でシーンにダサい風を送り込みたくないんで裏方にまわりますけどw
どんなことがあっても時間は進むし自分も自分の信念を全うするために進まなければいけないので、今月も自分が好きな音楽の話しようと思うんですが、
とりあえず「ブラックパンサー」のサントラのクオリティやMVのクオリティが高すぎてただただくらってます。サッカー好きでバルサ好きはもはやメッシと同じ時代に生まれたことに感謝できるレベルなんですが、ヒップホップ好きのTDE好きはもうケンドリック・ラマーと同じ時代に生まれたことに感謝できるレベルになりつつある気がしてきました。「All The Stars」のMVとか才能を持ってる人に金をかけたらこうなったって感じの出来でもういうことないっすね。勉強さしてもらってます。
同じTDEのSiRも去年からここのコラムで一人で勝手に盛り上がってたのですが先月「November」というアルバムをリリースしまして、王道なんだけど先鋭的なサンプリング精神あふれるひじょーに素晴らしいアルバムなんですが、俺のサンプリング視点で1曲とても興味深い曲がありまして、「I Know」
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という曲なのですがこれ多分Raekwonの「Criminology ft,Ghostface Killah」
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のバース部分ピッチ下げてサンプリングしてるっぽい。で、このRaekwonの曲は元々はThe Sweet Inspirationsの「Why Marry」
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をサンプリングしてチョップした曲なんですけど、オリジナルをサンプリングしないでRaekwonの曲の方をサンプリングして作ってるという、30代以上の世代のクリエイターはなかなか最近のことのようで手出しづらいベクトルの発想ですがこういうのもカッコよければアリだし、若い世代の子にこういうのもわかったうえでヒップホップセンスが高いサンプリングの楽曲を作ってってほしいって切に願うやつですw
最近のフリースタイルとかでラッパーが「ヒップホップ」というワードを口にしますけど、音楽面でのヒップホップという観点でこういうベクトルの部分知ってるラッパーやトラックメイカーが日本にもいっぱい出てきてほしいですし、知ってる人がいたら知らない人に教えてあげてほしいっす。音楽的に薄まった楽曲でヒップホップアピールされても聞いてるこっちがつらいんでw
個人的には今月は頭の方にVIKNとBESが主催するデイイベがJUICE BAR WAVEで行われたんでBESくんのライブDJしにいったわけなんですが久々にBESとSEEDAとNORIKIYOに仙人掌とSHAKUやMICHINOまで出演して久々にやってるこっちも楽しかったライブでした。音質より臨場感がよかった(笑)。
なによりBESくんのライブにこれだけラッパーも集まるってのはBESくん愛されてんだなーって思いました。楽しい場所を提供してくれたVIKNや久々にワタさん(DJ WATATRAI)とも会えたし、昔、上京してきて1番最初にできた友達の1人、ヨーデルにも会えたし、個人的に楽しい夜でした。ブロックパーティノリもまたいいもんです。
(JUICE BAR WAVEでのイベントの模様。左前:SEEDA、右前BES、バックDJ:I-DeA)
さらには締め切りとの戦いで漢くんのアルバムの制作で誰とも会話せず黙々とスタジオで作業してまして、今回トラックも1曲やってますが編集系やミキシング系の作業はほぼ俺がやったほうが色々早いということで、、時間がない中での作業だったんでまじで誰かスタジオに入ってきても話しかけんなオーラ全開出しまくって作業してまして。編集時、あまりにも手動かしてたんでタイムラプスで撮影してみましたw
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基本的にはメインに対して重ねてる声のズレを修正してるのですが、これやるとやんないとでリリックが一発で聞き取れるか取れないか変わるのでめんどくさがらずやってまして。。動かしすぎて全体のラップのノリが本人がイメージしてるのとズレないようにやりすぎ注意でたまに目で追わないで耳で聞いて確認しながらやってるのですが、とにかく眠気と戦いながらなんとか仕上がったわけでめでたく2/28に発売されるので興味のある方はチェックしてみてください。
同日、BES&ISSUGIの作品も発売されるし、そのBESとも次の作品の制作を淡々と進めてってるので、また自分が関わってる作品に進展があったら紹介したいと思います!
では。
R.I.P FEBB
君にはよく「音が歪んでる、音広げすぎ」って言ってた気がする。興味ない奴にはすげー冷たいのに俺には笑顔で近づいてきて、自ら今やってるプロジェクトをいつも話してたね、そんな君をイラつきながらも微笑ましく感じてた。ご冥福を祈ります。
Source: Abema HIPHOP TIMES