NME Japan
Photo: Andy Ford フォールズにとって2019年に入ってから2作目となる、壮大にして渾身のアルバム『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート2』のリリースが控える中、『NME』のアンドリュー・トレンデルはすっかり臨戦態勢に入った彼らのもとを訪れ、「退行の10年」やその後の世代に残されるものについての話を聞いた。 「これから(川底に埋まっている価値ある遺物を掘り出す)マッドラーキングをするんだろう?」とフロントマンのヤニス・フィリッパケスは到着早々、テムズ川の岸辺で口を開いている。バンドはこれから、今年に入ってからは2度目の、彼らにとっては通算12度目となる『NME』とのロング・インタヴューに臨むのだ。「最高だよ。ずっとマッドラーキングをしたいと思っていたんだ」 えっと、何だって? 「潮が引いた岸辺に行く時には、小さいコインかなんかを探すものだからね」 ドラマーのジャック・ビーヴァンも同様に乗り気なようだ。「金属探知機があったほうがいいよね! 金属探知機はあるかい?」 金属探知機は用意していないが、砂浜には終末世界のメロドラマの雰囲気を生み出すのに十分な…
続きを読む>>フォールズ、2部作となる大傑作を語った『NME』独占ロング・インタヴューを掲載