ヒップホップ・ビートにヴォーカルをのせた「ニュー・ジャック・スウィング」というR&Bのサブ・ジャンルを音楽プロデューサーTeddy Rileyが提唱し、このニュー・ジャック・スウィングという言葉が使われてから今年の’17年で30年が経過ということで、
今回はニュー・ジャック・スウィングのオススメの楽曲を30曲セレクトしてみました！
ニュー・ジャック・スウィング生みの親Teddy Rileyを中心とし、ニュー・ジャック・スウィングの金字塔を打ち立てたR&BユニットGuyのデビュー・アルバム『Guy』も、来年の’18年でリリースから30年ということで、来年にかけてますます盛り上がりそうなニュー・ジャック・スウィング！
ここでは、メロディが際立ったメロウ&スムースなテイストのニュー・ジャック・スウィングを中心にセレクトしてみました！
| Bobby Brown "Every Little Step"
Bobby Brownのファッションやヘアースタイルを真似た「ボビ男」が社会現象にまでなったカリスマ！
Bobbyのキャリア初期の代表曲で、ニュー・ジャック・スウィング期のクラシック！
| Hi-Five "I Like The Way (The Kissing Game)"
甘酸っぱいハイトーン・ヴォイスのTony Thompsonがフロントを担当したR&BグループHi-Five。
ニュー・ジャック・スウィング生みの親Teddy Rileyが手がけた心地よい清涼感のスムースな1曲！
| New Edition "If It Isn’t Love"
Bobby Brown、Johnny Gillらが在籍していたスーパー・ユニットNew Edition！
Beyonce"Love On Top"のMVの演出は、New EditionのこのMVが元になっているのは有名な話！
| Michael Jackson "Remember The Time"
Teddy RileyがMichael Jacksonへと楽曲提供したニュー・ジャック・スウィングの鉄板曲！
9分を超える長尺のMVも見応えあり！
| Keith Sweat "Keep It Comin’"
’80年代から活躍するヴェテランのシンガー/ソングライターKeith Sweat。
Keithらしいスムースなテイストでニュー・ジャック・スウィングに仕立てた1曲！
| R Kelly, Public Announcement "She’s Got That Vibe"
「キング・オブ・R&B」ことR Kellyのデビュー・シングル！
Aaron Hallに匹敵されると言われた持ち前の歌唱力を活かした、熱いヴォーカルで歌い倒す堂々のデビュー曲！
| Jody Watley feat. Eric B. & Rakim "Friends"
Shalamarの一員として活躍したJody Watleyの代表曲！
プロデュースはPrinceのツアー・ベーシストしても活躍したAndre Cymoneが担当。
| Al B Sure! "Off On Your Own Girl"
大ヒット曲"Night And Day"を収録した『In Effect Mode』からの大人気ニュー・ジャック・スウィング！
実息のQuincyも、R&Bシンガーとして活躍中！
| Hi-Five "She’s Playing Hard To Get"
代表曲"I Like The Way (The Kissing Game)"似のスムースさが心地よいHi-Fiveの人気曲！
Hi-Fiveは、Tony Thompson没後初めてとなるアルバム『Legacy』を日本限定でリリース！
| Bell Biv Devoe"Word To The Mutha!"
New EditionのメンバーだったRicky Bell、Michael Bivins、Ronnie DeVoeの3人で結成されたヴォーカル・ユニット！
メンバー全員がソングライティングで参加した爽快感のある1曲！
| Babyface "Tender Lover"
Bobby Brown"Every Little Step"を大成功に導いたBabyfaceのキャリア初期の名曲！
ラップ・パートでBobby Brownが参加するBabyfaceの出世曲！
| Jane Child "Don’t Wanna Fall In Love"
ジャンルの垣根を超えて大ヒットしたJane Childの代表曲！
Teddy Rileyも制作参加したニュー・ジャック・スウィングのクラシック！
| Bobby Brown feat. Whitney Houston "Something In Common"
Bobby BrownとWhintey Houstonが夫婦愛を歌い話題となった1曲！
Teddy Rileyがプロデュースした美しいメロディは、今でも世界中のファンから愛されています！
| Troop "Spread My Wings"
ニュー・ジャック・スウィングの定番曲の1つと言えば、この曲は外せないでしょう！
Chuckii Bookerがプロデュースした爽やかなテイストで大ヒット！
| Karyn White "Romantic"
"Superwoman"のヒットで知られるKaryn White。
Jam & LewisがプロデュースしたKaryn Whiteの代表曲！
| G-Wiz "Teddy Bear"
トラック・メイカーJamahl Harrisを中心に結成された実は4人組みのR&B/ヒップホップ・ユニット。
最高にキャッチーなサビのメロディは、一度聴いたらクセになること間違いなし！
| Teddy Riley feat. Tammy Lucas "Is It Good To You"
映画「Juice」のサントラに収録されたTeddy Rileyによる渾身の1曲！
日本でブレイクしたElisha La’Verneも、かつてこの曲をカヴァーしていました！
| Tevin Campbell "Just Ask Me To"
Quincy Jonesの秘蔵っ子としてデビューした唯一無二の歌声を持つTevin Campbell。
Al B Sure!がプロデュースしたTevin Campbellの隠れた人気曲！
| Portrait "Here We Go Again!"
ロサンゼルスで結成された4人組ヴォーカル・グループPortrait。
Michael Jackson"I Can’t Help It"をサンプリングした最高にスムースなニュー・ジャック・スウィング！
| Ralph Tresvant "Money Can’t Buy You Love"
映画『Mo’ Money』のサントラに収録されたRalph Tresvantの人気曲！
Jam & LewisがプロデュースしたRalphの繊細なヴォーカルで歌うスムース&メロウな1曲！
| Jeff Redd "You Called & Told Me"
［Uptown Records］から’90年にデビューしたJeff Reddの幻のアルバム『Down Low』から。
Dave "Jam" Hallが手がけた’90年代R&Bクラシック！
| Chuckii Booker "Turned Away"
Troop"Spread My Wings"を手がけたプロデューサー/キーボーディストChuckii Booker。
"Spread My Wings"タイプのスムースな正統派ニュー・ジャック・スウィング！
| Johnny Gill "Fairweather Friend"
当代随一の歌唱力を持つと言われた天才ヴォーカリストJohnny Gill。
L.A. Reid & Babyfaceのタッグがプロデュースしたメロウなスウィング・トラック！
| Boyz Ⅱ Men "Sympin’"
「キング・オブ・ハーモニー」ことBoyz Ⅱ Menも、デビュー当時はニュー・ジャック・スウィングを歌っていました！
巨匠Dallas Austinがプロデュースしたタフなビートのファンキーな1曲！
| Jodeci "My Phone"
Boyz Ⅱ Menと並ぶ’90年代を代表する男性R&BグループJodeciのデビュー作から。
DeVante Swing & Al B Sure!がプロデュースしたアンカッツの隠れ人気曲！
| TLC "What About Your Friend"
’90年代を代表するガールズR&BユニットTLC！
Dallas AustinとメンバーのLeft Eyeがライティングした"Ain’t 2 Proud 2 Beg"と並ぶ人気曲！
| Silk "Baby It’s You"
Keith Sweatのバックアップによってデビューした正統派ヴォーカル・グループSilk。
スロウのイメージが強いSilkによる、スムースなメロディが光るニュー・ジャック・スウィング！
| Damian Dame "Exclusivity"
L.A. Reid & Babyfaceが立ち上げた［LaFace Records］の第1弾アーティストとしてデビューしたDamian Dame。
哀愁感の漂うメロウなメロディは、もちろんL.A. Reid & Babyfaceのプロデュースによるもの！
| Basic Black "Whatever It Takes"
Teddy Rileyと共にニュー・ジャック・スウィングを成功させた立役者Gene Griffinがバックアップしたヴォーカル・グループ。
Guyと同等のヒットとまではいかなかったものの、ニュー・ジャック・スウィングを語る上で外せないグループの1つ！
| Guy "Teddy’s Jam"
ニュー・ジャック・スウィング生みの親Teddy Rileyが率いた伝説のユニットGuy！
Teddy自身の名をつけたニュー・ジャック・スウィングの最高傑作！
［まとめ］
ニュー・ジャック・スウィング生誕前の当時のブラック・ミュージック・シーンでは、
ヒップホップとR&Bは完全に分離していたようで、
この2つのジャンルを組み合わせた斬新なサウンドは瞬く間にブレイクしたそうです。
同時に、ヴェテラン・アーティスト達までもがこの新たなサウンドを取り入れたことに賛否両論だったそうですが、
結果的には約10年近くに渡って米国の音楽シーンで受け入れられたスタイルとなりました。
今では、当時を知らない若いアーティスト達がこのサウンドを続々と取り入れ、
新しいエッセンスを加えたスタイルとして自由に表現をしています。
ニュー・ジャック・スウィングという言葉が使われるようになってから30年。
今後は再びこのスタイルがフォーカスされる機会が増え、
ニュー・ジャック・スウィングがますます盛り上がりを見せてくれるのはでないでしょうか！
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Source: R&B Source
