様々なDJの映像を配信する『DJSounds』が新たにDJのドキュメンタリー映像を公開。約40分のドキュメンタリーで、Seth Troxler, Pete Tongなど、メインステージで披露するよう人気DJ達が、DJ人生の現実について語った。
世界的なDJのギャラは何千万円とどんどん高騰。人気DJになればとてつもないギャラが支払われ、不自由ない生活を送れると思ってしまうが、ツアーばかりのDJ人生はかなり辛いようだ。昨年、DJ Ben Pearceが鬱病になり予定していたツアーを全てキャンセルしたり、2年ほど前にRustieが精神的問題で決まっていた公演を全てキャンセルしSNSから姿を消したのを見ると、ツアーの多いDJ人生はかなり大変なのが分かる。
『DJSounds』の公開したドキュメンタリー「WHY WE DJ -Slaves to the rhythm」(なぜ私たちはDJをするのか)では、DJ達が包み隠さずにツアーの多い生活が精神と肉体に及ぼす影響を語った。Ben Pearce、Seth Troxler、Pete Tong、B. Traits、Carl Cox、Erick Morilloなどの人気DJが登場。ツアーをキャンセルした経験のあるBen Pearceは「毎日酒を飲み命を削っていた。あるところで、何かを変えなければこれ以上俺は持たないと気づいた」と語っている。
他にもアーティストだけではなく、マネージャー、心理学者、音楽業界の関係者などのインタビューも含まれている。
ツアーのスケジュールで寝る暇もなく、曲を作り続けるプレッシャーと、SNSで常に晒される生活を送るDJ達。それでもなぜそこまでDJに熱中するのか、そして心の健康を保ち続けることについて深く掘り下げていくこのドキュメンタリー。本編はこちら
Source: FNMNL フェノメナル