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SMASH HITさせる勝者は一体、誰だ!?漢a.k.a.GAMI 対 DJ IZOH 、DJ PMX 対 AK-69が激突

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ラッパーとプロデューサーがタッグを組んで楽曲制作する音楽番組「SMASH HIT」が10月9日に放送された。

番組に参加したのは「漢a.k.a.GAMI × MINMI」「DJ IZOH × SWAY」「DJ PMX × KEN THE390」「AK-69 × MC TYSON」の4組。漢チームはDJ IZOHチームと、DJ PMXチームはAK-69チームと戦う。勝敗を決めるのは、50人のヒップホップファンと、51人の一般人で構成された101人のオーディエンス。ラッパーとプロデューサーは完成した楽曲をスタジオで生ライブし、観客が審査する。

この企画の発起人は、自らもプロデューサーとして参加しているAK-69。「『フリースタイルダンジョン』でヒップホップに注目が集まったけど、フリースタイルはヒップホップの1要素でしかない。アーティストは楽曲を作って披露するものだから、みんなの注目が曲に集まるようなところまで持っていきたいですね。曲は即興でできるものじゃなくて、人生や思想といった背景があって生まれる。それが生まれるまでのドラマを知ってもらえれば、曲に込められたメッセージがもっと伝わると思う」と話す。

漢a.k.a.GAMI × MINMIチームの楽曲は「Passionately In Love」。まさに漢が最初にイメージしていた最新のベースビートと、MINMIのこだわるボスり要素のバイブス、漢のタイトなラップが絡み合うハードコアナンバーだ。ライブを終えたMINMIは興奮気味で「初めてのステージのために友達と一生懸命練習したことを、この曲を歌い始めたときに思い出しちゃいました。漢くんとライブするのは今日が初めてなので……なんというか今も気持ちが震えています」と語った。

一方のDJ IZOH × SWAYチームはイントロからIZOHのターンテーブリズムを炸裂させてオーディションの目を惹きつける。タイトルはパーティスタイルにぴったりな「Alright」。2000年代のポップなヒップホップビートにSWAYがバカバカしいヴァースをかます。さらにブリッジでIZOHがハードルーティンを見せて、ヒップホップDJのテクニカルな楽しさを伝えた。

注目の勝敗は、63票を獲得してIZOHチームが勝利。IZOHは「正直、漢さんとMINMIさんの曲を聴いたとき『負けた』と思いました」と判定に驚きを隠せない。SWEYも「まったくタイプの違う曲だったので、どっちが勝ってもおかしくなかった」と漢チームを讃えた。

次のバトルはDJ PMXチーム対AK-69チーム。こちらは開始前からバチバチだった。PMXが「自分のことばっかり歌ってる曲はスマッシュヒットに向かない。(多くのリスナーは)歌詞の世界観に自分が入り込めて主人公になれるような曲を求めている」「『スマッシュヒット』とは俺のこと」とけん制すると、AKは即座に「いやいやいや。違いますよ、パブさん(PMX)。『スマッシュヒット』とは俺のことですわ」としっかりアンサーする。

アーバンVSハングリーという構図になったことについてPMXは「AKが対戦相手になったとき、こういう感じになると思ったから、あえて逆の方向を行こうと思った」と、この展開を予見していたことを明かす。そしてDJ PMX × KEN THE390がアーバンな「Be Natural」を披露する。ハードライフを経験していなくても共感できるヒップホップのハードなスピリットを、彼らしい洒落た表現で歌った。しかもプロフェッショナルな経験を持った彼はコール&レスポンスもスムーズに折り込み、観客を盛り上げた。

一方、企画の発案者として負けられないAK。TYSONは自らのルーツを落とし込んだ「Let’s start from da bottom」を歌う。まるでドキュメントの中に出てきたTYSONの少年時代を思い起こさせるリリックに、会場中が息を飲んだ。そこにAKがフックで強烈なメロディを打ち込む。TYSONの厳しすぎたこれまでの人生を自身の歌でより劇的に演出してみせた。AKは「カッコいいライブができなきゃ話にならない」と話していた通り、TYSONにラップのリズムキープを強く意識させつつ、彼の持つメッセージが伝わるようなパフォーマンスになるようなディレクションを施した。

結果は66票を獲得したAKチームが勝利。PMXとKENチームのプロフェッショナリズムを、AKとTYSONがパワーで押し切ったような展開になった。AKは「音楽の神様ありがとうございます!」と語り、TYSONも感慨深げに勝者のゴールドチェーンを眺めた。

一夜限りの豪華なコラボレーションバトルが実現した「SMASH HIT」。今後、どのような展開が起こるのか楽しみなところだ。

Source: Abema HIPHOP TIMES

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