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FORK(ICE BAHN)無双状態!必殺「ここで踏みましたみたいなフロウはやめろ 下品だ」【フリースタイルダンジョン】

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モンスターが一新された「ダンジョン」の中でも、ラップ・スキルは勿論だが、佇まいや存在感、なによりそのラップの内容によって強い存在感を見せているのは、FORK(ICE BAHN)であることは現状間違いないだろう。

その彼へのあこがれを隠さないMC KUREIが、4thシーズンREC-3-2に登場。2ndシーズンにはソロで登場し登場し、チーム戦となった3rdシーズンではSAM、9forと共に「戦極ライマーズ」として登場した彼の3度目のチャレンジは、「FORKと戦いたいから出た」と話すように、100万円獲得と共に、彼がFORK超えが出来るかにも注目が集まる。

1stバトルに登場したモンスターは裂固。共に20歳前後という、年齢の近い二人のバトルにまず与えられたビートは、RUDEBWOY FACE×RUDEE×AKANE“ASOBITAI feat, PUSHIM”。ビートは強いが非常にリズムの取りにくい、アブストラクトなビートでスタートしたこのバトルは、先攻の裂固が「お前の超えられん期待/FORKの所まで行かせやしない」とKUREIの憧れである、FORKまでの到達を阻止しようとする。しかし「裂固、早めにFORK出せ。それぐらいだぜ/お前に語るの」と、裂固は眼中に無いとラップするKUREI。

裂固も「俺は経験の数/だけども前線に立つ/世間知らずかも知れねえけど/テメエに勝つ」「MC KREIのクレーム受け付けるような心のスペースはねえ/ハイグレードなマイクチェック/この場所でハイスペースだぜ/俺のマイクペースだぜ」と細かく踏んでいき、自身の得意とするスタイルでKUREIに向かい合う。結果は1:4でモンスター:裂固の先勝。

ラウンド2はラウンド1を打って変わって、Sugerhill Gang“Rapper’s Delight“という、王道中の王道ビートでのバトル。「俺も完全ローカル/アブノーマル/飛ばすぜ俺五郎丸」「適当なラップのラグビー部/くっさい臭いにファブリーズ」とファニーなラインと韻で裂固に向き合うKUREI。裂固も「ラグビー部/そうこいつ負けちゃうよハプニング」と返し、お互いの言葉を捉え、そこからライミングを展開していく両者。そしてKUREIが「何がここが開拓地/俺がスキルで磨いた口/つまりこれは2分の1/裂固殺すぜ/自分の意志」と、ラウンド1で裂固が見せたような細かい押韻を展開し、そのお株を奪う。結果はクリティカルでMC KUREIの勝利。次戦に駒を進めた。 

そして続くモンスターは、KUREIの希望通り登場したFORK。「(戦えて)最高です」と、その目は闘志に燃えるKUREI。対するFORKはいつもどおりの泰然自若とした佇まい。

あえてバトルでは不利と言われる先攻を取ったKUREI。そこからも並々ならぬ意気込みを感じさせられるが、「先攻チャレンジャー/後攻はモンスター/奴隷が貴族殺しにきました」と1stバトルとは比べ物にならない、熱気の篭ったラップを聴かせるKUREI。「俺はアホじゃねえ/Beat黄昏/ライム獲れたて/超えるぜ憧れ」を押韻の中にもFORKへの憧れを織り込むKUREIに対して、「韻を踏みすぎるのも考えものだな/本当の価値がわかんねえもんだ/俺の中では足し算は終わって引き算が始まってる/ビギナーには到底理解できない価値観だ」と、武道の達人が戦いとは別の境地にたどり着いたかのような、目の前のKUREIの言葉に返すよりも「己のラップのイズム」を提示していくFORK。

KUREIはそれでも「絶対あんたを超えなきゃ上には行けねえ/俺の始まりがあんただ/そしてその場所からリスペクト」と食らいつくが、それを「始まりが俺なら俺が終わらす」という、居合斬り一閃のような鋭すぎる切り返しに「お前のバトルはここでオーラス/背筋を凍らす」と続け、KUREIの言葉をすべて吸収していく。そして「ナメんな/(ICE BAHNやFORKは)お前が軽々しく出せる名前じゃねえんだ/ICE BAHN a.k.a RHYME SAVER/客の心震わすバイブレーターだ」とKUREIの言葉を完全に制圧。

それに気圧されてしまったか、MC KUREIのラップには整合性がなくなり、熱量は高いが、韻のみで繋いでいくスタイルになってしまう。それを更に「ここで踏みましたみたいなフロウはやめろ/下品だ」と切り返し、「口の利き方に気をつけろよ小僧/ここに立ったら何言っても良いと思ってんのか/勘違いするな/むしろ逆/俺はそういうやり方に口を出す/釘を刺す/すべて吹き飛ばす」と、いまのバトルに対する苦言とも言える言葉で締めたFORK。結果は2:3でFORKの先勝。

しかし、KUREIもFORKに言われっぱなしでは終われない。再び先攻を取り「I’m aチャレンジャー/型にはめんな/年下だけど/あんまナメんな」と吐き、「かます番/相手がIB/間違いねえとこ/俺が最新/頭は完全に最新式/FORKの上を行くアイデンティティ」をヴェテラン=ロートル、ニューカマー=最新系というアプローチでFORKを攻めていく。しかし、FORKはそれも「そんなんじゃ視聴者は全力坂見たら寝ちまうんじゃねえかなって心配になってくるんだよね」と返し、更に「俺のフォロアーだったらちゃんと良いもん見せろよ小僧」とKUREIに発破をかける。

対して「悪いFORKさん俺あんたの事リスペクトしてるけどTwitterはあんたの事フォローしてねえんだ」「後攻取ってひよってるダサい男じゃねえんだよ」と下克上を仕掛けるが、「モンスターが変わってつまんなくなったなんて俺がぜってえに言わせねえからな」と現状の「ダンジョン」への思いを形にしつつ、「松脂でも塗ってスリップしねえように頑張んねえとお前/チェックしてるRECしてるヘッズはスキップしちまうよ」と、KUREIの押韻にあえて呼応するようなラップを聴かせたFORK。結果は1:4でFORKの勝利。KUREIの言葉を受けながらしっかりと切り返し、更にそこに自分のイズムまで込めるという横綱相撲で、FORKがその存在感を更に高めた。

Source: Abema HIPHOP TIMES

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