NME Japan
Photo: GETTY レディオヘッドのトム・ヨークは来たるソロ・アルバムについて語り、ディストピア的な思想や不安感、昨今の社会体制が陥った「危機的な状況」などに影響を受けていることを明かしている。 トム・ヨークは『クラック』誌とのインタヴューの中で、ソロ・アルバムについて「不安の感情」を反映しているとした上で、世の中がディストピア的な社会に向かっていることを懸念しているとしている。 「ディストピア的なものが一部入っているんだけど、でも、自分にとって僕を支配してきた大きな感情の一つは、不安なんだよ」とトム・ヨークは説明している。「不安に捕らわれるとさ、それって予想外の形で現れて、過度に感情的な反応を示してしまう人もいるわけでね。現実の根っことなるものがなくなってしまって、何が起きているのか分からなくなってしまう人もいる。その後、最後には現実に引き戻されるんだけどさ」 「いくつかの点で、不安の感情というのはディストピア的な環境の中でこそ創造的に表現できる思っていてね。現時点でヴィジュアル的なこともたくさん進行しているんだ」 同じインタヴューの中で、トム・ヨークは昨今の政治的な混乱がアル…
続きを読む>>レディオヘッドのトム・ヨーク、危機的な状況に陥ってしまった現在の社会について語る