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FORK(ICE BAHN)、クリティカル炸裂「例えばマイクとライブで韻踏んだって/あいつはやっぱかっけえなと思わせるタイプのライムだ」【フリースタイルダンジョン】

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前回の放送でACEを破り、その進撃に期待が集まるSURRY。4thシーズンREC2-4では、二人目のモンスターとして裂固が登場し、SURRYの前に立ちはだかる。

先攻:SURRY、後攻:裂固でスタートしたバトルは、SURRYが初手から「お前調子悪そうだな」とチクリと攻撃すれば、「バッテリーまだ切れてねえだろ/感激させてく裂固は超完璧/お前はもうマンネリ/やっぱりどうだっていいわ」と畳み掛ける。しかし「この超完璧/どうだっていい/分かるこのSURRYの斬撃/バッと切る/ちゃんとスキル/出さねえと困んだ」と切り返し、「ABCDEFG/水も滴るいいMC」と丁寧に踏んで返すSURRY。そのまま「声出す/これは食う吐く食う/十中八九/俺の言うことは全部当たる/百発百中/WACK MCはなんかムカつく」と裂固を追い詰めるSURRY。結果は3:2でSURRYの先勝。t-ace&DJ TY-KOH“イク”の強烈な縦のビートには、SURRYのスピットするラップがフィットしていた事もあるだろう。

2ndラウンドは先攻:裂固、後攻:SURRYで開始。「俺は好青年/超健全/そういつも一生懸命」とヤングガンとしての存在を提示する裂固に対して、「このガキの一生懸命/たかがザコ/切りカス程度/必勝宣言/いつもぜってえ/ヒップホップ宣伝するよりもアングラ」と返し、「今日も熱くなるS.U.R.R.Y./もっとガッツリでナチュラルハイ」と裂固に突きつける。そして裂固の「チョコレート」という言葉に対して、「チョコレートは明治/もっとストレートなイメージをしてくれないと困んだね/所詮ザコMCはコバンザメ」とライミングし、裂固の言葉にしっかり返す。一方裂固は、相手の言葉に返すという部分ではあまり効果的な打撃が打てず、やや自己完結型のラップになってしまい、結果はSURRYのクリティカル勝利。

3人目のモンスターはFORK(ICE BAHN)。先攻のSURRYのギラついた目に対して、泰然自若といった自然体スタンスで向かう後攻のFORK。

「あんたの冬を超えたPVを見て/俺はこのステージに立つまで約10何年?とりあえずスーパー上手え/スーパープレイ」と、ICE BAHNの初期作「STARTREC」(03年)収録のクラシック“越冬”を引き合いに出すSURRY。そういったリスペクトを込めながらも、「でも今の時点じゃあんたよりもしかして俺の方が数段上?」と踏みながら下克上宣言し、「所詮FORKのラップなど/この辺じゃみこすりで終わっちまう」と締める。

対してFORKは、「みこすり?じゃねえよ/俺がラップすればここは火の海だ/火曜の夜は俺のラップ聴いてシコる日だ/分かるか?火曜の夜は俺が眠らせない」と、渋すぎるアプローチで聴かせるFORK。更にライミングについて「何個踏めるか/俺も昔はやってた/だが今だから言える/それは間違ってた」とラップし、「(いま理想とするのは)例えばマイクとライヴ(という簡単な形で)で韻踏んだって/あいつはやっぱかっけえなと思わせるタイプのライムだ」と自分の現在のスタンスについてラップし、これにはモンスター・チームもじっくりと頷くさまがワイプで抜かれていた。しかし「アンタRHYME主義なんだろ/じゃあそこを間違ってたって否定するあんたなんか俺は見たかねえんだ」というSURRYの言葉ももっともだし、「未だ現場/力出んだ/だってアンタのラップがあるからな」「お前よりヤバいライムを集めるぜ」とスピットするSURRYの情熱には胸を打つものがある。

だが「RHYME至上主義だよ/要は使い方/量でごまかさねえ/その味が美味いかだ/てめえの腹を満たす為にどか食いしてる小僧と一緒にすんじゃねえ」とストレートに切り返すFORKの言葉で勝負あり。FORKのクリティカル勝利でSURRYの侵攻は幕を閉じた。

Source: Abema HIPHOP TIMES

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