NME Japan

Photo: Tom Jackson 『NME』がジャーヴィス・コッカーに会うことができた時、パルプはBBCで放送される特別番組の収録とUKアリーナ・ツアーに向けた最後のリハーサルの真っ最中だった。こうした慌ただしい動きも、あることを祝福するためだ。パルプは24年ぶりとなるアルバム『モア』で大いなる復活を果たすことになった。再び「パルプマニア」の渦中に巻き込まれるのはどんな感じなのだろうか? 「それはちょっと大袈裟過ぎると思うけどね」とジャーヴィス・コッカーは笑う。「いいことだよ。アルバムを作るというのは個人的なものを表現するということだからね。それだけで素晴らしいことだけど、レコードになるというのは、願わくばみんなに気に入ってもらって、人々の生活の一部になるということだからね」 インディを愛する人々の感情のDNAに深く刻まれたパルプの音楽はポップ・カルチャーにおいてもインディ・ディスコのダンスフロアで今日まで永遠に輝きを放っている。それは今もアクリル製の午後(“Acrylic Afternoons”)や出来損ない(“Mis-shapes”)の悲喜こもごものサウンドトラックとなっている…
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