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時代変わったと言ってしまうのは、簡単だ。かつて、この(ヴィジュアル系)シーンでは、結成から3年目にどの位置に立っているかが今後を示唆すると言われていた。自分たちの器以上の会場を設定し、派手な戦略を仕掛け、話題性だけを隠れ蓑に、短期間で次々とキャパシティを上げてゆく、その成功を耳にし、勢いに乗り遅れまいとファンたちも流行りに便乗してゆく。でも、筐体だけが大きくなり、中身が伴わないバンドたちが増え、いつしか倍々ゲームを行う手法は主流から外れていった。 ナナが復活したのは、何時頃だったろうか。メンバー自身が、他に母体となるバンド活動や、様々な個々の動きもあったことから、復活以降の彼らは、短距離走を競い合う人たちを横目に、ゆったりとした歩みを形作ってきた。動きが限定的になるというマイナス面を、ナナは逆にプラスの魅力に変え、ライブにおいても、音源制作の面でも、”量”や”話題性”ではなく、徹底して”質”にこだわり続けてきた。結果、ナナは大きな飛躍はない変わりに、確実な支持層をつかみ、揺るがない自分たちの土壌を作りあげ、その土…
続きを読む>>ナナが最新シングル『great man』で示した新しい世界!!!!