現在、ホットな話題と言えばKanye West(カニエ・ウェスト)のニューアルバム『Ye』と、同レーベルCEOのPusha T(プシャT)とDrake(ドレイク)によるビーフだろう。
プシャTとドレイクのビーフの始まりは、プシャTが自身のニューアルバム『Daytona』に収録していた曲「Infrared」にて、Drake(ドレイク)には“ゴーストライター”が存在することをディスしていると思われるリリックがあったからだ。
これにはドレイクも黙ってなく、プシャTのアルバムがリリースされてからわずか数時間後にはアンサーソング「Duppy Freestyle」を発表している。ここでは最後に、”この騒動のお蔭でお前のアルバムは2万枚は多く売れるだろうから、俺から請求書を送ってやるよ”とラップしており、彼のインスタにも請求書が公開された。
さらにこのドレイクのアンサーソングにプシャTが反撃し、「The Story of Adidon」をSoundCloud上にて公開した。しかし、この曲ではドレイクの父親や母親、彼の隠し子、プロデューサーのノア・40・シェビーの病気についてディスするなど、かなりプライベートに触れた内容であった為に、やりすぎでは!?との声も上がっていた。
そして現在のところはプシャTの反撃で足踏み状態である。カニエ・ウェストもこのビーフについては“こんなビーフは未だかつてなかった、これは双方にとって良くない、これで終わりだ”とツイッターにアップしている。
I’ve never been about beef I’m about love lines were crossed and it’s not good for anyone so this is dead now
— KANYE WEST (@kanyewest) 2018年6月2日
また、”Rap-a-Lot Records”のCEOであるジェイムス・プリンスがメリーランド州のラジオ番組内でこのビーフについて言及している。“今朝、ドレイクにプシャTの反撃に答えないように電話したよ。しかし、ドレイクは既に曲を制作したらしい。この曲が公開されれば、きっとプシャTのキャリアが終わることになるだろう。”
ちなみにこのジェイムス・プリンスの息子であるジャス・プリンスが2006年にSoundCloud上にてドレイクを見出し、その後リル・ウェインを紹介し契約させている。
また、カニエやプシャT、ドレイクらと一緒に仕事をしたことがあるシンガー・ソングライターのジェームス・ファントローは、ツイッターにて“プシャTは以前はドラッグ・ディーラーだったが、現在は密告者だ”、“カニエにはゴーストライターもいるし、ゴースト・スタイリスト、ゴースト・プロデューサー、ゴーストなんちゃらもいる。これらのサポートしてくれるゴーストはたくさんいる。”と述べている。
Pusha T was a drug dealer, now he's a snitch.
— sensei (@fauntleroy) 2018年6月3日
Kanye got ghost writers, ghost stylists, ghost producers, ghosts everything! No wonder these niggas see ghosts! They got em EVERYWHERE https://t.co/VIRRbMkkvQ
— sensei (@fauntleroy) 2018年6月3日
この二人のビーフはいったいいつまで続くのか!?あまり悪い方向へ向かわなければいいのだが。。
Source: Black Music Dictionary