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2021年は、全20公演に渡る全国ワンマンツアーを行い、コロナ禍という状況下でも「みんなの集う場所を守る」姿勢をいち早く示した怪人二十面奏。当時の模様は、彼らの公式YouTubeチャンネルに全20本のドキュメント映像になって記録されているので、ぜひ見てもらいたい。 ライブツアーを続けながら怪人二十面奏が求めていたのが、「ライブで自分を開放できる歌」。今もいろんな制限がある環境だからこそ、その中で、互いを開放できる楽曲をと、彼らは改めて求めだした。それを形にしたのが、3月1日に発売する最新シングルの「癈人録/しにいたるやまひ」になる。 「癈人録」(はいじんろく)は、メンバー自身が「とんがった姿勢を示した」と語るように、熱量を満載したアグレッシブでダーク/スリリンでデオルタナティブな楽曲。幻想怪奇小説の世界へ導かれたとたん、きっとあなたは「デジャブとジャメヴの間」へ落ちてしまうに違いない。ドロドロでグチャグチャな精神世界なのに、歌がキャッチーだから、いつのまにか心は狂気の世界に浸りながら狂喜してゆくはずだ。 歪むヒリヒリとした音が跳ね続けるダークなシャッフルナンバーの「しにいたるやまひ」は…
続きを読む>>今年の怪人二十面奏は攻めた活動をしていく。その鍵となるのが最新シングルの「癈人録」であり「しにいたるやまひ」。