世界的な注目を集めている、80年代の日本産バレアリックサウンドだが、笹路正徳、清水靖晃などマライアのメンバーが参加し、1982年にリリースされた秋本奈緒美のアルバム『One Night Stand』から7インチがリリースされる。
現在は女優として活動する秋本が、ジャズ・シンガーとしてリリースしたセカンド・アルバム『One Night Stand』は、プロデュースを手掛けた笹路正徳(key)を筆頭に、清水靖晃(sax)、土方隆行(g)、山木秀夫(ds)ほかマライアのメンバーが全編に参加している。フュージョン~ファンク~ニューエイジなど様々なジャンルを取り込んだ同作は、今日のバレアリック・ミュージック的感覚を内包したアルバムとして高く評価されている。
今回7インチでリリースされるのは、Patti Pageによる歌唱でもおなじみのカントリー・クラシック”Tennessee Waltz”と、Walter Bishop Jr.やBoz Scaggsのバージョンで知られるアメリカン・ポップス”Speak Low”の日本語カバーの2曲。
“Tennessee Waltz”は不穏なマシン・ビートとうねるベースに、秋本奈緒美のアンニュイなヴォーカルが絡むバレアリック・ポップス・カバー。”Speak Low”はブギー・ファンク・アレンジとなっており、ドープなベースラインに妖しくエロチックなヴォーカルが絡む、アダルトな魅力のミッドナイト・アーバン・ソウルとなっている。
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Source: FNMNL フェノメナル