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YOSHIROTTENによる4年ぶりの大規模個展が開催

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グラフィックアーティストとして活躍するYOSHIROTTENによる4年ぶりとなる大規模な個展が、TOLOT heuristic SHINONOMEで2018年3月10日(土)から29日(木)まで開催される。

2013年の東京での発表以降、ベルリン、ロンドンを経て約4年ぶりの東京での発表となる本展では、YOSHIROTTENの制作テーマ「見えないものの可視化」に基づいた新作約30点(グラフィック、映像、インスタレーション、立体)を発表。

オープニングレセプションでは、光・音・映像を使ったインスタレーションショーを開催。400坪に及ぶ空間を、プロジェクションとレーザーを用いて、YOSHIROTTENのつくり出す未来の景色に染め上げる。

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本展の開催と合わせ、作品集「GASBOOK33 YOSHIROTTEN」が刊行。本書では、過去数年から最新のものまで、活躍の幅を広げ続けている彼の作品を全11項目を通して伝える。

「水たまりをとおりぬけて、宇宙にイメージを放り出す方法」

地球人が宇宙を観測すること。

それは、星の位置や、太陽や月の軌道を観測することにはじまったという。

想像力を膨らませ輝く星の配置から星座を生み出し、共有し様々な物語を生んだ。

最初は、地面に指で点を記したのだろうか。その後、石版や、木簡、古代の紙にメディアは変化した。媒体(メディア)に描画、記述することで記録(書き込み)が始まった。

現在、現代人は、科学技術を用いて様々な宇宙の観測データを記録し分析しているのだと思う。

スキャニング=データを読み取ってメディアに記録すること。

記録したものを分析し活用することは、人類の叡智だと言われる。

様々な方法で宇宙からスキャニングした膨大なデータ。読み解くことを許された人々の想像力と仮説に、人々の想像力が呼応し刺激されイメージが拡張されている。

かたや、大宇宙に人間が作ったものをアウトプットしているのだろうか?

役目を終えた衛星たちが宇宙の塵となっている–膨大な宇宙に漂う塵–そのスケールの対比は圧倒的だ。(これも想像=イメージでしかないが、、)

人類は月面に6本の旗を立てたという。星条旗の意匠(デザイン)が入ったものを。

果たして人間は、地球上で暴君の様に振る舞い、消費されるイメージ(図像)を膨大に生み出している。

それは、現代人のNATUREだ。

宇宙に、地球上のイメージを放り投げてみる。

広大な宇宙の空間には、人類が乱発する目障りな意匠は存在しない。

YOSHIROTTENの作品は、緊張と愉悦と悪戯心をもって宇宙のどこかの空間に地球で生まれた感性を放り投げているように思う。

地球上で宇宙空間を想像して、地球上で共有するのでも無く。ロケットを使って、宇宙に旗を立てるのでも無く。

水たまりを入り口にして宇宙に自分のイメージを持ち込んで好きなように楽しんでいる。

CALM & PUNK GALLERY

西野愼二郎

Info

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会期:2018年3月10日(土)- 3月29日(木)※会期中無休

開場時間:11:00-19:00 (入場時間は18:30まで)

会場:TOLOT heuristic SHINONOME

〒135-0062 東京都江東区東雲2丁目9-13 (りんかい線「東雲駅」から徒歩5分)

入場料金:1,000円(ポストカード付き)※未就学児は無料

主催:YAR

協力:株式会社TOLOT/GAS AS I/F/株式会社八紘美術/株式会社レーエ

機材協力:株式会社映像センター/Pioneer DJ 株式会社/FRAMED*

問い合わせ:http://www.yoshirotten.com/futurenature/

Gasbook

GASBOOK33 YOSHIROTTEN
販売価格: 3,500円(税別)
発 行: ガスアズインターフェイス株式会社
仕 様: 上製本ハードカバー / 日英 併記
サイズ: A4変形
ページ数: 96ページ
ISBN: 978-4-9904726-7-2

Source: FNMNL フェノメナル

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