NME Japan
Photo: PRESS ナッシング・バット・シーヴスが通算3作目となるニュー・アルバム『モラル・パニック』を10月23日にリリースした。イギリスのEU離脱をめぐる騒動を受けて書かれた本作は、奇しくも新型コロナウイルスのパンデミックが広がった状況と呼応するような作品になった。前作『ブロークン・マシーン』が内省的な作品だったのに対して、新作『モラル・パニック』はナッシング・バット・シーヴスにとって社会といった外部を映し出す鏡のような作品となっている。ロック・バンド不遇の時代を乗り越えて、王道のロック・サウンドを軸にしたままロンドンのO2アリーナでの公演を行うまでとなった彼らが今回このような作品を作ることになったのはなぜだったのか? ここではヴォーカリストのコナー・メイソンが新作について語ったレーベルによるオフィシャル・インタヴューを掲載する。 ――待望のニュー・アルバム『モラル・パニック』ですが、まずはあなた自身の手応えを訊かせてください。 「大切なアルバムという感じだね。パンデミックを通じて、アルバムの内容がいっそう時代性を帯びてきたような気がするね。今出すのが果たしてベストなのかどう…
続きを読む>>ナッシング・バット・シーヴス、新作『モラル・パニック』について語るロング・インタヴューを掲載