K-Popだけでなくヒップホップ、エレクトロニックミュージックまで、独自の発展を遂げている韓国の音楽シーンから生まれる良曲をピックアップする人気連載。
今月も選曲を担当するのは、もちろんstttrとDJ DJ機器の2人の韓国音楽愛好家。
stttrの2017年7月オススメ曲
1. KARD – “Hola Hola”
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4月のこの連載で紹介した男女混成ユニットKARDがついに正式デビューしました。MV付きのシングルを3曲も出し、海外ツアーまでしておいて、まだデビューしていなかったというのも無理のある話なんですが、ともかくこの曲で晴れて正式デビューということで国内の歌番組などにも出まくっています(日本ではサマソニにも出演)。曲は4曲連続となるムーンバートン~トロピカルハウス路線で、タイミング的にちょうど夏ということもあり大団円という感じ(デビュー曲なんですが…)。タイトルは特に人気の高い中南米のファンを意識したものと思われます。デビューに至るまでの展開は異例の大成功といっていいだけに、これから彼らがどう変化していくのか、引き続き話題性を生み続けられるのか、注目していきたいですね。
2. ヒップホップ/R&B大国の韓国では、サウンドクラウドでも毎月大量の曲が発表されています。その中から気になった曲をいくつかピックアップ。
Viann – “Lay It Down (Viann Remix)”
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先月紹介したJinboのレーベルSuperFreak Recordsに所属するViannがLloydの2010年のヒット曲”Lay It Down”をリミックス。Jinboにも共通するベースがブリブリ主張してくる感じ、最高です。
G-Slow – “65(humid & hot)”
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プロデューサーのG-Slowによるインスト曲です。公園の木陰、市民プール、クラブ明けのコンビニ、、、思い浮かべる景色は人それぞれでしょうが、紛れもない夏曲でこれまた最高。
HOMEBOY – “g i v e 1 0 0 4 (prod. @HARUHI)[FIXED]”
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夏とくれば冬、ということで往年の韓流ドラマ、冬のソナタネタのラップが飛び込んできたので思わず紹介(笑)。
3. seesea dj hit the goal – “NoClub 20170318 HIT THE GOAL 골때려 mix @seendosi <img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” /><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” /><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” /><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” /><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/72×72/1f4a3.png" alt="” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />” class=”wp-smiley” style=”height: 1em; max-height: 1em;” />”
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最後もサンクラから。ソウルの人気パーティーNoClubでのHIT THE GOAL aka SEESEAのプレイをどうぞ。SEESEAがDJを始めたのはつい2年くらい前だと思うのですが、ベースミュージックを中心にプレイするDJとしてすでにソウルで代表的な存在になっています。このミックスはタグに”hardcore trot”とあるように、高速トロット(トロットは日本でいう演歌のようなものからアップテンポなダンス歌謡までを含んだ韓国の大衆音楽の総称)をK-Popやグライムなどとガンガンミックスしていて過剰で最高。エア録音なので音質はあまり良くないですが、オーディエンスの歓声が入っているので「この曲で合唱が起こるんだ~(ということは皆が通ってきてる曲なんだな)」みたいなことを想像しながら聞くとエモかったりします。NoClubは主にソウルの新都市(Seendosi)というバーで不定期開催されているので旅行で行かれる際は是非!
stttr
プロフィール
DJ。新旧韓国音楽。
韓国や日本など東アジア各国のポップミュージックを比較研究しています。
DJ DJ機器の2017年6月オススメ曲
総評
事故で腕を骨折しましたが、いい曲多すぎ!GroovyRoom(Sik-KとGIRIBOYが参加した”Tell me”がよい)、JAY PARK、ONE、LABOUM、MYTEEN、EXO、ZICOがよかった。
1. Red Velvet – “Red Flavor”
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Red Velvetが『The Red Summer』というミニアルバムでカムバック。 表題曲”Red Flavor”は、下はMajor Lazerの”Pon de Floor”っぽいリズムなのにウワモノがかわいくパッケージされており摂取しやすい。最近のSMメソッドを感じます。おなじみLDN Noiseが担当した”Zoo”はトロピカル風味の名曲。ターザン風の掛け声が楽しい。非常にまとまりの良いミニアルバムだと感じました。言葉になりません…。
8/18〜20には初の単独コンサートも行うRed Velvet。私は2日間見に行きます…。スルギ…
2. millic – “PARADISE Feat. FANXYCHILD”
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EPIC HIGHが運営するHIGHGRNDに所属し、CLUB ESKIMO、FANXYCHILDにも参加しているmillicのPARADISE (Feat. FANXYCHILD)を紹介したい。CLUB ESKIMOはDEAN、CRUSH、PUNCHNELLO、2XXX!、OFFONOFF、Chek Parren、Jusen、MISO(2015年のRBMAに参加していましたね)、グラフィック担当のCamper Graphicが参加しているチームで、レーベルのようなものではなく、自由なクルーというイメージです。そしてFANXYCHILDはZicoが主体となって作ったチームで、DEAN,CRUSH,millic、Penomecoがメンバーのようです。それぞれの自由なクルーなので、兼任している人も多いですね。
millicはDJやプロデューサーをしており、今回が初めてのアルバム発売される。雰囲気ではSoulection、Team Supreme、このアルバムにも参加しているTA-KUが所属Future Classic(私Basenjiが好き)のような音楽が好きな人であれば、楽しく聞くことができます。
同時期に発売された同じくHIGHGRNDに所属(CLUB ESKIMOにも参加しています)OFFONOFFのアルバムも非常に良かったです。
3. Dumbfoundead – “물 Water feat. G.Soul”
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LAでかなりの有名な韓国系ラッパー、DumbfoundeadのMVです。アルゼンチンのブエノスアイレス生まれで、メキシコに密入国、その後LAのコリアンタウンに移住、そこでフリースタイルラッパーとしてのキャリアをスタートさせたという経歴。Keith Apeの”It G Ma Remix”に A$AP Ferg, Father, Waka Flockaと共に参加していたと言えばわかるでしょう。
これまではLAを拠点に活動してきましたが、今年に入って『Foreigner』というミニアルバムで逆輸入的に韓国デビューをしました。その中から”물 Water feat. G.Soul”のビデオがリリース。
MVはかの有名な写真家、rottaがディレクター(名前はわからなくても、写真の質感を見ればわかると思います)。2バース目に出てくるpyoappleこと표은지(Pyo Eunji)さんのファンだったので、大変うれしいビデオでした…。OKINAWA BUNNY、買った…。
番外編 : BANG YONGGUK (방용국) – “YAMAZAKI”
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アイドルグループB.A.Pのリーダー、バン・ヨングクのソロ曲です。初めて聴いたときにひっくり返りました。なぜ山崎なんでしょうか…。Keith Apeの”It G Ma”的なTRAP曲です。パニック障害で一時は活動休止していたヨングクさんですが、ソロ活動は趣味性が全開です。
そしてこの曲はまだリリースされていません。SoundCloudとYouTubeにしかアップされていないのです。リリースが期待されます…。山崎を呑みながら聴きましょう。
DJ DJ機器
プロフィール
過去の連載分
Source: FNMNL フェノメナル