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河野未彩による初個展『not colored yet』が開催 | 潜在的イメージから、色彩的快楽へ

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河野未彩は音楽や美術に漂う宇宙的な感覚に影響を受け、アートディレクター/グラフィックデザイナー/映像監督と自在に境界をまたぎつつ活動を行ってきた。

数々のCDジャケットやMVなどを手がけてきた河野が初個展『not colored yet』を東京・西麻布のCALM&PUNK Galleryで開催する。

どのような作品でも一貫して自身のスタイルを崩さずに制作を行ってきた河野の初個展では、平面作品を軸に、プロダクト作品なども展示する。

新作を通して改めて示される作家のコア部分が体感できる展覧会となる。

AとBがいて、そこにCがくる。
AとBの距離が近づいたり離れたり、意外にもAとC、BとCの距離が近づいたり。
「その三角関係の緊張感が、ラブコメの基本構造です」
漫画家・楳図かずおにそう伝えた担当編集者の元には、少年と、少女と、機械(!)による三角関係『わたしは真悟』という、ラブコメを超越した愛の物語が届いた。
この(!)こそが創造だ。

「作家とデザイナー、つくるという本質は変わらない」
アート、商業デザイン、こちらが引いたそんな境界線を河野未彩は跨ぐ。
掘って(瞑想)、掘って(洞窟)、掘った(ヒプノセラピー)先に出てくる潜在的な作家としての自分Aと、
時代の潮流の中でその商品の位置を可視化していくデザイナーとしての自分B。
AとBを俯瞰し、Cを招いて、イコライズして、アウトプットする
河野作品には、我々から透かし見える過程からは産まれない、C(!)の部分がある。

ではCとは何か?
たとえば彼女ならそれを「宇宙」と言うかもしれない。
自分と、自分と、宇宙との三角関係!
そんな先の読めない物語を追わずにいられようか。
『not colored yet』(=未彩)は、そんな河野作品を表現するとても的確な言葉だ。
きっとそこには、立ち会った人にとって新しい(!)がある(!)

待永倫(編集者)

Info

midorikawano_insta

河野未彩 『not colored yet』

会期 – 2018.1.26 (Fri) Opening Reception 19:00 -22:00
2018.1.26 (Fri) – 2.11 (Sun)

時間 – 12:00 -19:00

休廊 – Closed on Mondays

場所 – CALM&PUNK Gallery
〒106-0031東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
http://calmandpunk.com/

協賛 – 株式会社セントラルプロフィックス

Source: FNMNL フェノメナル

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