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年間韓国音楽 2017 Selected by stttr & DJ DJ機器

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K-Popだけでなくヒップホップ、エレクトロニックミュージックまで、独自の発展を遂げている韓国の音楽シーンから生まれる良曲をピックアップする人気連載。

今回は1年の総決算ということで毎月セレクトを担当しているstttrとDJ DJ機器による2017年間ベストを発表。

2017 Best by stttr

2017年12月18日にSHINeeのジョンヒョンが亡くなりました。突然の出来事に、まだ心の整理がついていないファンの方もたくさんいらっしゃると思います。私もそれまで見ていた景色が一変してしまったかのような感覚に襲われて呆然としてしまいましたが、ジョンヒョンの仲間であるキーやf(x)アンバーが発信してくれたジョンヒョンに感謝や追悼の意を捧げるメッセージを読み、彼らの真摯で前向きな姿勢に勇気づけられました(リンク先は韓国語ですが検索すれば日本語訳が見つかると思います)。K-Pop業界は通常営業に戻りつつありますが、ジョンヒョンが抱えていた問題を彼個人のものに留めずに、広い視点で考えていく必要があると思います。

年間ベストの前に、ジョンヒョンのソロ曲のMVとYahooに掲載されたハン・トンヒョンさんによる記事を紹介し、彼の才能や人柄に今一度触れたいと思います。ジョンヒョンありがとう!

「見きわめる目と傾ける耳」を持ったアイドル、SHINeeジョンヒョンとフェミニストとの対話 (ハン・トンヒョン)

年間ベストは、普通に考えてこれは外せないなという曲と、私的に思い入れがある曲を合わせて5曲選びました。2018年もよろしくおねがいします!

1. Red Velvet 레드벨벳 – “빨간 맛 (Red Flavor)”

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非常に豊作だった今年の女子曲。目立ったトピックといえば、2NE1、Wonder Girlsの解散、LOONA関連曲の充実、元IOIメンバーを擁するWeki Meki、gugudan、PRISTIN、DIAなどの活躍、といったところでしょうか。女子曲ベストはやはりこの曲。革新性、ポップセンス、コンセプトメイキング…SMエンタという芸能事務所がひたすらクリエイティブに邁進した結果産まれた奇跡のような一曲。

2. BTS (방탄소년단) – “Not Today”

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男子曲ベストは防弾少年団。何の小細工もせず一直線にテッペンを獲りに行く曲。私は個人的にK-Popにはイノベーションや斬新なコンセプトを期待している部分が大きいのですが、この曲で表現されるどストレートな成り上がり志向にはまともに喰らいました。曲が滅茶苦茶かっこよくて、ダンスは全力で、MVはスケール大きくて、と全部乗せなんですが、歌詞は成功を謳歌するような内容ではなく「いつか負ける時が来る、でも今日じゃない」「俺たちを信じるなら手を上げろ」と、今日を一緒に生き延びようぜと呼びかけています。この儚さはファンにとって非常に魅力的でしょうし、人気があるのも納得です。11月に公開されたスティーブアオキとのコラボも同じ方向性かつ間違いない仕上がりで、本当にブレないですね。

3. SUNMI(선미) – “Gashina(가시나)”

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バンド編成になって狂い咲いた末に解散したWonder Girls、グループとしてはある程度やり切ったのかもしれませんが、あの最後のやけっぱち感をもっと見たかった…と思っていたらソロになったソンミが見せてくれました。何よりビデオが最高ですね。ワンガではソヒ、そしてヘリムにしか目がいっていなかったので、ソンミがこんなに楽しい人だとは知りませんでした。2017年はソンミの他にもIU、テミン、そして年末にオム・ジョンファと、ソロアーティストの重要作が続いた一年でした。

4. MIXX(믹스) – “Love Is a Sudden(사랑은 갑자기)”

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中韓関係悪化により消滅してしまった中国資本のK-Popガールズグループ、MIXXが最後に出した曲です。無駄のないトラック、シンプルなメロディー、淡い色調のビデオなど、すべてがフレッシュでした。この先同じような曲は現れなさそうなので記録と記憶に残すためにもベストに選出させていただきます。ところでこの曲、明らかに懐かしさを感じさせるサウンドなのにそれが何なのか思い出せないのは私だけでしょうか?

5. 수빈(Subin) – “동그라미의 꿈(Circle’s Dream)”

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最近はアイドルが自分たちで曲をプロデュースすることも珍しくなくなってきましたが、そんななかで特に才能を感じさせられたのがDal★Shabetのスビン。グループの曲も担当している彼女ですが、2月に全曲作詞作曲を手掛けたミニアルバムを出しました。特にこの曲は独特なアレンジが素晴らしいオルタナティブなK-Popの快作です。と書いていると、スビンが2017年いっぱいで現事務所を離れる、つまりグループを脱退するというニュースが飛び込んできました。中堅グループにもいろいろある時期ですね…。ちなみにオルタナK-Pop部門ではイ・ジナの”RANDOM”も驚きのアレンジで必聴です!

stttr

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プロフィール
DJ。新旧韓国音楽。
韓国や日本など東アジア各国のポップミュージックを比較研究しています。

2017 Best by DJ DJ機器

12月の出来事ですが、SHINeeのジョンヒョンが亡くなりました。4月にはSHINee WORLDを見たし、ソロ演奏のライブビューイングも見ました。彼が作った魅力的な音楽と素晴らしい歌唱力、Young&RichのようなユーモアがあるVCRを見ることができなくなってしまったのは非常に残念ですが、音楽は永遠に残ります。これからもたくさん聴くと思います。

そして今年よかったベスト5曲です。めちゃくちゃ悩みました…次点はNCT127テヨン、)、EXOBTOBLovelyzG.SoulmillicテミンSEVENTEENpH-1などなどたくさんあります。

1. Red Velvet – “Peek-A-Boo”

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自分が希望するK-POPは、このようなものであるということが凝縮された曲だと思います。”Red Flavor”、”Zoo”、”Rookie”なども非常に良かったのですが、Red Velvet 1曲選ぶとしたらですね。堂々と1位。

2. A.C.E – “CACTUS”

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狂気のクレイジーハードスタイル歌謡。聴いた瞬間椅子から転げ落ちた、今年一番びっくりした曲です…。次のカムバが楽しみすぎます。ぜひ生で見てみたいです。

3. WooChan – “VVIP feat. Sik-K, 개코”

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『Show Me The Money』関連で一番良かった曲です。こんないい曲がボコボコ出てくるテレビ番組、おかしいのでは…。Killagramzの曲も良かったですがこちらですかね。
Sik-Kの”party (SHUT DOWN)”と”RING RING (Feat. 개코)”もセルフサンプリングしているのでお得!オススメ!

4. IU(아이유) _ “Palette(팔레트) Feat. G-DRAGON”

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IU自身が作詞作曲のこれの歌は本当に良かった。そして2017ベストMVの一つです。IUはCHAT-SHIRE以降の活動が本当に素晴らしいです。カバーアルバム『꽃갈피 둘』も素敵でした。

5. Loco(로꼬) _ “Too Much(지나쳐) Feat. DEAN”

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日本公演も果たしLoco。アルバム全部良かったのですが、この曲だけはるかに良かったです。Sik-K観に行ってGrayと一緒に出てきたときはひっくり返りそうになりました。

もしよろしければ自分が参加した「BE KIND RE-SPIN 」という韓国のDJであるVon Buenoさんがやっているブログに2017の良い楽曲をまとめさせていただいている(K-POP以外も)ので、そちらもご覧ください。

DJ DJ機器

DJ DJ Kiki

プロフィール

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過去の連載分

Source: FNMNL フェノメナル

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