Drakeほどヒップホップ界で様々なビーフに関わったアーティストはなかなかいないだろう。そんな敵も味方も多いDrakeを主人公とした無料RPGゲーム『The Legend of Drake: Rise of the 6 God』がリリースされた。
プレーヤーはDrakeとなり、波乱万丈な様々なアーティストとの争いを勝ち抜いていくゲームとなっている。昔のポケモンやファイナルファンタジーのような懐かしいRPG風で、他のラッパーと勝負になるとターン制のバトルが繰り広げられる。
ゲームのトレーラー映像では、Drakeが自分の曲の歌詞を引用し、Kendrick LamarやKanye Westなどとバトルする画面や、かつてDrakeが惚れていると噂されたNicki Minajが登場するミニゲームなどが見れる。
各キャラクターには特徴があり、たとえばLil’BはTwitterでの発言が問題になることが多いため、ゲーム内では敵を混乱させるツイート攻撃などがあるようだ。
製作者のSpightlyは『Pigeons and Planes』のインタビューで「ゲームを作ったのは初めてだ。約1年半、500時間ほどかけてプログラミングしてこの『The Legend of Drake』を作り上げた」と明かした。
自分自身は Drakeのファンだと語るSpightlyは「Drakeを主人公に選んだ理由は、彼の音楽が好きだからというだけではなく、ラップコミュニティで彼に対する意見が二極化しているからだ。ここ数年だけでも彼にはたくさんの敵と味方ができた」と語る。
「1年半前にジョークでこのゲームを作り始めた。しかしこの制作期間中、世の中では様々な人種差別事件などが起こった。ジョークでゲームを作ったというその考えは今でも変わっていないが、自分が正しいと思っていることのために戦う勇気を人々に与えたい。このゲームはヒップホップ文化をリスペクトして作った愛のあるパロディだ。しかしこのコミュニティを守り、楽しみ続けるたに、できることをやっていかなければならない。この可笑しなDrakeRPGがその力になってくれれば500時間の製作時間の価値がある」というメッセージをSpightlyはこのゲームに込めているとのこと。
『The Legend of Drake: Rise of the 6 God』はWindowsとMac用のコンピューターゲーム。こちらから無料でダウンロード可能。
Source: FNMNL フェノメナル