Jay ParkとCha Cha Maloneが設立したレーベルH1GHR MUSICに所属し、そのメロウなサウンドで高い人気をほこるSik-Kの日本での初めてのライブが、11/24に東京・渋谷のSOUND MUSEUM VISIONで開催された。
取材・構成 : 和田哲郎
撮影 : 小林一真
TV番組『SHOW ME THE MONEY』に出演経験もあるSik-Kだけに、開場時間前から多くの女性ファン中心に列ができており、フロアはライブ前からものすごい熱気に。
まず最初にライブパフォーマンスを披露したのは韓国出身でかつてはChency the Glowという名前で活動をし、ヒップホップクルーRoyal Classのリーダーを務めていたKELLY GREEN。現在は日本を中心に活動を続ける彼が登場するとフロアも華やかな雰囲気に包まれた。
再びDJプレイなどをはさみ登場したのはKANDYTOWNのYOUNG JUJUだ。未発表のメロディックな新曲を披露し、さらにはKANDYTOWNの同胞MUDを呼び込む場面も。彼らしいスマートなパフォーマンスの最後はtofubeatsに客演した今年の名曲”Lonely Nights”を披露。歓声が上がる中存在感をフロアに残しライブを終えた。
続いて登場したのはスマッシュヒット”Cho wavy de gommene”で今年一躍名をあげたJP THE WAVY。HOT 97 SUMMER JAMの時と同じく、まずは本人不在でDJが同曲をプレイし、熱量をあげていく。そして同曲が終了後に颯爽と登場したJP THE WAVYは切れ味鋭い動きとともに最新EPから”一斉送信”やHIYADAMを招き入れ”金が降ってきたらいいのに”、さらにはサマーチューン”ビッチと会う”などキャッチーな楽曲を連発。もちろんハイライトとなったのはラストにとっておいた切り札”Cho Wavy De Gommene”。スマホを掲げる観客の前で、ビッグアンセムを披露しその後のSik-Kにバトンを渡した。
そしてお待ちかねのSik-Kを前にフロアのテンションはもう待ちきれないといった様子に。1000人以上がつめかけたVISIONのメインフロアはもうほとんど動けないほどの状態となってしまった。
そこに現れたSik-Kはヒットチューン”Fly”でライブをスタートさせる。続けて盟友WoogieとGroovyRoomが手がけた昨年のEPからのヒット曲”Rendezvous”で早くもフロアの空気をガッチリと掴むと、MCでは誰に教えられたのか「超卍」などのコメントも飛び出す。本人もだいぶ機嫌がいいようだ。
その後も”Ring Ring”やSik-KのクルーYelows MobのプロデューサーBOYCOLDによる”Get That Money”などを連発。本当にこの人の曲はメロウかつフックがキャッチーなのが多いため、会場中がどんな曲でもフックになると大合唱に包まれる。
それを如実に感じさせたのがGroovyRoomのプロデュースによるトラックでH1GHR MUSICのJay Park、pH-1が参加した “iffy”、Jay Parkに客演した”Yacht “などだ。前者では”iffy iffy yeah”というシンプルかつ中毒性の高いフックでフロアは大爆発。Sik-Kも滴る汗を気にせずステージ上を動き回り会場を煽っていく。彼の参加曲の中でも随一のポップさをほこる”Yacht”では今度は会場全体がメロウな空気感に包み込まれた。
さらに『SHOW ME THE MONEY』からのヒットチューン”VVIP”をだめ押しとばかりにパフォームし、Crushが参加した”Party(shut down)”でパフォーマンスをシャットダウンするかと思いきや、なんとLocoとGrayが登場しLocoの”Respect”を一緒に披露。あまりのサプライズに会場からはこの日一番の大歓声が上がるとともに、シャッターの嵐が。最後までファンたちを楽しませ続けたSik-Kは笑顔で東京での初のライブを締めくくった。
Recap
Recap
Sik-K First Live In Tokyo!! Produced by WONDER&CLOCKS//ワンクロ
11.24 (Fri) 22:00
SOUND MUSEUM VISION
LINE UP
LIVE:Sik-K from Seoul / KELLY GREEN from Seoul / YOUNG JUJU(KANDY TOWN) / JP THE WAVY
DJ:JOMMY / TOMOYA YAMASHITA
and more…!!!!
Source: FNMNL フェノメナル