NME Japan
Photo: PRESS バンドのメンバーの中でも(レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーを除けば)誰もインタヴューしたがらないのがベーシストだ。音楽の世界における、正当な評価を受けていない次男坊と言ってもいいだろう。そういうわけで、ここではそうした誤解を正していきたいと思う。ギター・ソロのことは忘れて、及第点の楽曲を思わず身体が動いてしまうような楽曲にまで見事に仕立て上げてみせた、偉大なるベースラインを祝福しよう。ここに、『NME』が選ぶ10選をご紹介する。 10. ダフト・パンク “Around The World” “Around The World”に流れているのは未来のベース・ラインのサウンドだと言っても差し支えないだろう。映画『スターウォーズ』に登場するイウォークよりも毛羽立ったシンセ・ベースが流れてくるや否や、聴く者はすぐに心を掴まれ、フェスティバル会場にできた小便の水溜まりの上でも喜んで踊り出してしまうはずだ。 9. インターポール “Evil” “Evil”の冒頭を飾る邪悪なベース・ラインは、すぐにインターポールのそれと分かるものだ。シンプルでスタイリッシュなこの楽…
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