RLPやSubmerse、RGL、Fujimoto Tetsuroなどが所属するアーティストコレクティブCosmopolyphonicのメンバーであるTidal氏のTwitterアカウントに異変が起きたのは先月のことだった。
Tidal氏が2011年から所有していたTwitterアカウントは自身の名前を使用した@Tidal。日本には上陸していないが、あのJay-Zが運営するストリーミングプラットフォームTIDALと同じ名前だ。ストリーミングサービスのTIDALは2014年にスタートしており、Twitterアカウントは@TIDAL_HiFiを使用してきていた。
しかし10/13にCosmopolyphonicのTidalのアカウントが何者かにハックされた状態で、マレーシア航空のTwitterアカウントを脅迫し、凍結されてしまった。凍結後に何者かが@Tidalのアカウントを取得。Tidal氏は現在使用している@Tidal_Shioのアカウントを新たに取得せねばならなくなってしまった。
そして約1か月経った11/10になぜか何者かが持っていた@Tidalのアカウントと、Jay-ZのストリーミングプラットフォームTIDALのアカウント@TIDAL_HiFiが、交換され、TIDALが新たに@Tidalを取得してしまった。
一連の流れをまとめたのが、上の画像になる。Tidal氏がアカウントを保有していた時期にもTIDAL で楽曲を配信したトップアーティストなどがアカウント名を誤ってツイートしてきていたこともあり、Jay-Z側もTidal氏のアカウントを認知していた可能性は大きい。さらにTIDALとしても、アーティストによる誤ツイートをふせぐために@Tidalのアカウントが欲しいという思いはあったはずだ。
直接的な証拠が手に入っていない以上なんともいえないが、この一連の華麗なアカウント交換の流れをみると、どうしても@Tidalを入手したかったTIDAL側がアカウントを乗っ取らせたとみてもおかしくないだろう。真相究明がされる日はくるのだろうか?
Source: FNMNL フェノメナル