皆さんこんにちは。武藤将胤です。
僕がプロデューサーを務めるMOVE FES.2017が無事に終了しました。多くのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。意志あるアーティストの皆さん、DJ・VJ、運営メンバー全員で“NO LIMIT, YOUR LIFE”というメッセージを音楽と映像で表現した特別な一日となりました。
僕にとってはEYE/VDJとしての限界を超える挑戦の日でもありました。昨年のMOVE FES. 2016で、世界で初めて目の動きだけでDJ・VJに挑戦をしました。その時は、一曲目を流すのにも40分以上かかってしまったり、同じ曲を何度もかけてしまったりと、なかなかうまくコントロールが出来ず反省点が多くありました。プレイが終わった後、「もっとかっこよくプレイ出来るようにしよう」「障害者だからすごいというレッテルを払拭できるように、必ず進化してリベンジしよう」と決意したのを今でも鮮明に覚えています。
そこから約1年、多くの開発陣の仲間と二人三脚で改良を続けて、アメリカのSXSWやつくばでのイノベーションワールドフェスタなど、多くのステージでプレイして来ました。そして今年、また同じステージに立った時には昨年の想いが蘇ってきて、ある意味ではトラウマを克服する挑戦の場となりました。
一年前には想像も出来なかったことですが、今年は世界で初めてセッションプレイにも成功しました。MCのKURO&HOZEさんやギタリストのTHE ODGEさんなど、素晴らしい尊敬するアーティストの皆さんとセッションをすることが出来ました。
一年前と比較すると、手足がどんどん動きにくくなり、車椅子生活になったり、声が出にくくなったりと、身体的な制約は出てきましたが、一年前より確実に進化することが出来たのです。これからどんな体の状態になったとしても、強いビジョンと行動があればきっと限界も突破出来ると、改めて信じることが出来たプレイでした。
今回のプレイが成功したのはやはり、ビジョンを共有した意志ある仲間の存在がとても大きかったと感じています。いつも応援・協力して下さる皆さん、本当にありがとうございます。これからもクレイジーな異端児だと思われても、挑戦をし続けていく人生を選択していきます。このコラムを見て下さっている皆さんにも、今自分が挑戦をしたいと思っていることにぜひどんどんチャレンジしていって頂けたら嬉しいです。僕の人生にも、皆様の人生にもきっと限界はないと信じています。
また、このサムズアップの対談でRAM RIDERさんとお話ししていた、RAMさんのレーザーシステムを使ったプレイも皆さんの協力のおかげで実現しました。RAM RIDERさんをはじめとするアーティストの皆さんのプレイから刺激を受けて、僕もEYE/VDJをプレイするときにとても勇気づけられました。この場をお借りして、RAM RIDERさんをはじめとする皆さん、本当にありがとうございました。
NO LIMIT, YOUR LIFE!!
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