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「ヒップホップを再びカルチャーに」 DELI、DJ NOBU a.k.a BOMBRUSH!らが語る、新プロジェクト「LiveRally」

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「LiveRally」はグラフィティ・ライターの鬼頭が中心になってスタートしたヒップホップの四大要素(MC、DJ、DANCE、GRAFFITI)をトータルに盛り込んだプロジェクトだ。今年6月にdj hondaがプロデュースし、DELI、ZEUS、LUNA、”E”QUAL、SUIKENが参加した「NEW ARRIVAL」が突如発表され大きな話題を呼んだ。

これは伝説のグラフィティライター・TOMI-Eの活動25周年を記念したアルバムを出そうというアイデアから生まれたもの。TOMI-Eは10代でヒップホップと出会い、1991年に16歳で単身渡米。現地の壁で見た巨大なグラフィティに衝撃を受け、西海岸を拠点に活動を始めた。DELI曰く「ヒップホップを体現してるような人」とのこと。そんな彼の活動25周年というアニバーサリーについて話す中で、「曲とか作ったら面白いんじゃない?」というアイデアが生まれ、MC、DJ、ダンス、グラフィティというヒップホップの四大要素をシンクロさせていくプロジェクトに発展した。

しかし、この巨大プロジェクトは、あくまで「横のつながりから自然に生まれてきた」とDELIは話す。「NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDもそうで、『これグループなの?』みたいなよくわからない中でみんな面白がってやってた。俺なんかはもともとMACK-CHINが働いてたレコード屋に遊びに行ってて、スタジオに遊び行ったノリで録ったものが面白かったから、それがレコードになったって感じで。『DELIくん、今日からメンバーね』って言われたこと一度もないけど、ある日インタビューに呼ばれてワケわからず行ったら、もうメンバーみたいなことになってた。これもそう」と語る。

「LiveRally」について鬼頭(グラフィティライター)は「誰かがフロントマンじゃなくて、みんながそれぞれ楽しくできるかが大事」と言い、ダンサーのKEITAは「当時はクラブで遊んでいると、ラッパー、DJ、ダンサー、ライターが同じ空間にいてみんなでカルチャーを作ってる感じがあった」「いまラップやダンスは専門的な方向に流れてて、そうすると他のジャンルと離れていって、カルチャーとは違うスポーツのようになっていく。でも、もう一回カルチャーとして成立させたいという思いがあります」と話す。

「今回は裏方です」と話すDJ NOBU a.k.a BOMBRUSH!は、未だ全貌が明かされていないTOMI-Eのアルバムについて「第1期ヒップホップブームの頃からやってる人から今の子まで参加してます。似たような人たちが集まった作品は日本にもこれまであったけど、こういう感じのものはなかったと思う。海外の映画のサウンドトラックみたいな。それもやっぱりTOMI-Eにプロップスがあるから。組み合わせは全部ありえないから、どれも面白いですよ。『ここにこの人が入ってんだ?』みたいなのもあれば、ひたすら豪華な曲もあったり」と話した。

10月6日には、ZeebraとAbemaTVの藤田晋社長が登場。「LiveRally」やTOMI-Eの魅力を語る第三回目が放送される。

Source: Abema HIPHOP TIMES

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