NME Japan
Photo: Leon Neal フジロックフェスティバル ‘23で7月29日土曜日のヘッドライナーを務める新体制のフー・ファイターズのライヴを一足先に観ることができた。足を運んだのはロック・アム・リングというドイツのニュルブルクで毎年開催されているフェスティバルで、新たなラインナップになったバンドにとってはヨーロッパでやる初めてのライヴだった。加えて、ライヴ当日は通算11作目となる最新作『バット・ヒア・ウィ・アー』のリリース日でもあり、新たな船出という意味では出来すぎなくらいのシチュエーションだったかもしれない。 ロック・アム・リングは1日7万人以上の観客が訪れるドイツ最大のフェスティバルだが、その中でも一際、多くの観客を集めていたのがフー・ファイターズだった。かつてはF1のレース会場だったというフィールドを人の波が埋め尽くし、関係者の集まるピット棟からはそれまでとは桁違いの数の人々が身を乗り出している。それは3日間のフェスティバルを通しても異常な熱気に包まれていた光景だった。そこで、ふと頭をよぎったのはこれまでのキャリアでデイヴ・グロールが見せてきた様々な表情だ。ミュージック・ビデ…
続きを読む>>フー・ファイターズ、新たなラインナップによる海外公演を先行レポート