NME Japan
Photo: Neil Bedford 「フロントマンになりたいなんて思ったこともない」とカサビアンの新しいバンドリーダーとしての自身のポジションについて、サージ・ピッツォーノはぎこちなく笑いながら語る。「思いもよらなかったよ。人生でそんな時期が存在することなんてあり得ないと思っていたけど、実際こういうことになった。みんなでじっくり考えていた時にその選択をしなければならなかったんだ。『どうやって?』、『どうアプローチしよう?』と思ったけど、せっかくやるなら自分のやり方でやろうとなったんだ。俺が作った音楽もこのバンドも、自分たちなりのやり方でやってきたと思うしね」 カサビアンが生まれ変わり、リード・シンガーのトム・ミーガンがいない状態で、エキサイティングでフレッシュな新しい章を切り開くのに必要な自己主張である。トム・ミーガンは2020年、パートナーのヴィッキー・エイジャーへの暴行をきっかけにバンドから解雇されている。彼には家庭内暴力の有罪判決が課せられた。 とはいえ、レスター出身の大物ロッカーたちにとって、7作目のアルバム『ジ・アルケミスツ・ユーフォリア』のリリースを起点とするこの新しい…
続きを読む>>カサビアン、トム・ミーガン脱退後初となる新作について語ったロング・インタヴュー