楽譜作成ソフトとしてFinaleやSibeliusという老舗定番製品がある中に、1年半前、まさに殴り込みをかける格好で登場して話題となったSteibergのDorico(ドリコ)。DTMステーションでもこれまで何度か取り上げてきましたが、この度、初のメジャーバージョンアップを果たしDorico 2.0となって発売が開始されました。今回のバージョンアップでは、上位版としてDorico Pro(市場想定価格57,600円)とエントリー版のDorico Elements(市場想定価格9,900円)の2ラインナップに分かれ、初めてのユーザーでも導入しやすい商品ラインナップになりました。※価格は税抜き、以下同
今回のバージョンアップでは楽譜作成ソフトとしての順当な進化をしていると同時に、Cubase譲りのMIDI機能が強化されたり、Nuendo譲りのビデオとの連携作業が可能になっているのが大きなポイント。一方、フル・オーケスラ用など本格的な楽譜作成だけでなくバンドスコア、コード譜などが手軽に作れるようになったのも重要なポイント。どんなソフトになったのか、その概要をチェックしてみましょう。
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Source: 藤本健の“DTMステーション