次世代のラップスターを発掘するAbemaTVの人気番組「ラップスタア誕生!」は、この春から待望の第2回オーディションがスタート。候補者のパフォーマンス動画を審査する1stステージが終了し、12名の精鋭が2ndステージに進出することが決定している。
2ndステージを目前に控えた今回は、課題トラックを手がけたトラックメーカーの独占インタビューを交えつつ、1stステージをルックバックするという展開。まずは仙台を拠点に活動するベテランHIP HOPグループ「GAGLE」のトラックメーカーDJ MITSU THE BEATSが登場。印象に残ったラッパーとしてLEON a.k.a 獅子、Moment.らの名前を挙げ、「ラップスタア誕生!」への思いを次のように語った。
「HANGERが一番最初に歌詞を書いてきた時に出してきた言葉が『ドカーンドカーンチュッドンドン』って出だしだったんですよ。もちろん笑ったんですけど、今を思えば枠から飛び出しすぎてる部分を持ってる人こそ、飛び抜けて有名なMCになってくのかなって。何か好きなものがあるなら、周りの音楽に影響されることなく自分で突き抜けてほしい」(MITSU THE BEATS)
続いて登場したのが、今や日本を代表するラッパーとなったKOHHの盟友であり、バックDJも務める理貴。じょう、Tomgirl、KID CROWらの名を挙げつつ、次のように語った。
「20代前半の子がラップしてるのを見て、熱い気持ちを思い出した。成り上がってくのは、すごく厳しい感じに聞こえるけど、自分の好きなことを職業にするんで楽しくやってほしい」(理貴)
独占インタビューのトリを飾ったのは、人気沸騰中のヒップホップクルー「YENTOWN」のビートメイカーChaki Zulu。当代一と言っても過言ではない超売れっ子の印象に残ったラッパーは、兵庫のNatural-P。「名前の通り、無理に脚色してないラフな感じが自分好みだった」と感想を述べ、次のように続けた。
「基本的には救いのある、自分の価値観を良い方向に導いてくれる姿勢を持ったラッパーが出てきてくれたら良いなと思います。ラップスターを目指すのであれば、こういう番組に応募するのも良いけど、ストリートでもかましてください」(Chaki Zulu)
Estra a.k.a OHLDとAutomaticの2人はインタビューではなくテキストコメントでの登場。(以下一部要約)
「日本人の10代の人がラップにのめり込んでいる姿のが印象的だった。サッカー、野球などのようにラップにハマる人が増えたら個人的には楽しいです」(Estra a.k.a OHLD)
「(トラックのこだわりについて)このBPMでブーンバップじゃない乗り方を意識しました。僕のビートを選んでくれた人ありがとう。これがきっかけで売れてくれたら僕も嬉しいです」(Automatic)
と、いうわけで次回から「ラップスタア誕生!」は、いよいよ2ndステージへと突入。
RYUZOが候補者たちへの密着取材を敢行し、そのライフストーリーに肉薄していく。放送は4/11深夜24:30から。
Source: Abema HIPHOP TIMES