アメリカのラッパーのライブムービーなどを見ると、観客が掲げるスマートフォンの無数の光が、まるで新種の照明のような効果を果たしているときがあるが、Kendrick Lamarのライブでは、その光は一切見れなくなるようだとGuardian紙が伝えている。
GuardianによればThe White StripesのJack Whiteが、自身のツアーでスマートフォンでの撮影を禁止させ、観客にスクリーン越しではなく、生のライブを体感させようとしているのに続き、Kendrickもライブ中のスマートフォンでの写真やムービーの撮影を現在開催中のヨーロッパツアーから禁止させているとのことだ。
Kendrick側は撮影を禁止することでアーティストのブランドの価値を守ることと、ライブのチケットの販売促進を目論んでいるということだ。さらにKendrickは、観客のスマートフォン撮影だけでなく、プロカメラマンすらもステージに上がるのは禁止している。しかしマネジメントが許可をした数人のオフィシャルカメラマンは、北米ツアーのときは帯同していたようだ。
現在のヒップホップシーンのトップアーティストであるKendrickの、この措置は他のラッパーにも影響を与えるだろうか。
Source: FNMNL フェノメナル