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NJSを愛したUKのプロデューサーJason Hallidayの魅力に迫る!

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Jason Hallidayのアルバム『Jason Halliday』が、リリースされました。
このアルバムは、Jasonが’90年代初期に作ったアルバムでしたが、
結局アルバムを発表するタイミングを逃し続け、リリースされる事なくJasonのファイルに音源が残ったまま数十年が経過。
実はJason本人もこのアルバムの存在をすっかり忘れてしまっていたようで、
約30年近い時を経て、ようやく表舞台にてフォーカスされる事となりました。
既にお聴き頂いた方はお気付きの通り、
’90年代初頭にはまだ原型をとどめていたニュー・ジャック・スウィングのテイストを取り入れた音作りが印象的で、
UKを拠点に活動していたジェイソンは、UK生まれのグラウンド・ビートより、US生まれのニュー・ジャック・スウィングを好んでいたそう。
一番人気は、リリック・ヴィデオも公開された"Candy Girl"です。
| Jason Halliday "Candy Girl"
さて、そんなNJS愛好者のJason Hallidayですが、一体何者なのか?
改めて、ここでJasonの功績を振り返ってみたいと思います。
まず、Jasonのキャリアを振り返る上で外せないのがこちらのユニット。
Jasonが立ち上げ、Jasonもメンバーとして活動したZushii (ジューシー)
"Surprise Surprise"という曲をヒットさせたユニットとしてお馴染みですが、
その他にも"There Ain’t Enough Love"、"A Little Sunshine"もZushiiの代表曲。
UKらしい洗練されたテイストを取り入れながら、
Jasonが好んだニュー・ジャック・スウィングのテイストも組み込んだ「UK Swing」といったテイスト。
一番人気は、Isley Brothers"Between The Sheets"のニュー・ジャック・スウィング風リメイク。
Zushiiの成功の後、Jasonが次に仕掛けたアーティストがこちら。
Jasonと同じくUKを拠点に活動したシンガーSharon Benson。
全世界で最も興行が成功したミュージカル「CATS」のグリザベラ役も演じた舞台女優としても有名なSharon。
日本では、ブートレグ盤も出回る程の人気を集めた"Sunshine"のヒットで知られています。
Sharonは、Sharon Benson名義以外にもアーティスト名を変更して活動をしていましたが、
Jasonが立ち上げたユニットZushiiにヴォーカルとして参加していた時期もありました。
Jasonが全面プロデュースしたこの『Sunshine』は、
’90年代初期にSharonが在籍していた[Polydor]からリリース予定だったものの、結局アルバム・リリースまでは至らず。
’15年に日本の[P-VINE]から正式にリリースされました。
『Sunshine』は当時リリースされなかったアルバムなので、
Sharonのデビュー・アルバムはこちら。
こちらは、’95年にJasonが立ち上げたレーベル[Leap Of Faith Records]からリリースされたアルバム(現在のレーベル名は[Funkinjazz Records])。
Sharon本人が全面プロデュースしたアルバムで、ニュー・ジャック・スウィング調の"Baby Baby"が人気トラック。
Sharonのデビュー・アルバムのリリースから1年後の’96年に、
次はこのヴォーカル・グループを手がけます。
UK発信の正統派ヴォーカル・グループG-Incarna
Jasonが「UKからのBlackstreetへのアンサー」として手がけたグループで、
スロウを主体とした曲作りで、好事家達の間で高い評価を得た知る人ぞ知るグループです。
’90年代に作品を発表したSharon BensonやG-Incarnaの作品は、
当時プレス数も少なかった為、一般的にはあまり知られていないアーティストかと思いますが、
Jasonの安定した作曲能力の高さを含めて、今再評価されつつあります。
実は、今回リリースされたJasonのソロ・アルバム以外にも、まだ未発表曲が眠っているよなので、
新たなリリース情報の発表があるのか、期待したいところです。

Source: R&B Source

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