2017年も音楽、ファッション、それぞれのシーンの内外で様々なトピックが生まれた1年だったのは間違いなし。そんな1年をFNMNLに振り返る企画『2017 Best Or Worst』。アーティストやデザイナー、ショップオーナーなど様々なジャンルで活躍する方々に、個人的なベスト、もしくはワースト、もしくはその両方をピックアップしてもらい激動の2017年を回顧する。
韓国在住のグラフィックデザイナー。韓国で雑誌制作する傍ら、韓国にまつわるイベントや撮影のコーディネーターも行うErinamの2017年のベストは?
2017 Best by Erinam
SOSS, LEO37, TROUT FRESH, DIZZY DIZZO, LEO王, 熊仔, 9m88, IP LOCKERS – “TMS2”
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Youtubeでたまたま出会ったんですが、台湾のラッパーとダンサー、アーティストのコラボ楽曲で、めちゃくちゃ好きになって、この楽曲に参加してる人達を聞くようになって今年は個人的に台湾の音楽カルチャーが幕開けました。曲のタイトルでもあるTMS(That’s My Shhh)はバンドSOSSとラッパーのLEO37が中心になって好きなアーティストと一緒に作業しながら行っている定期公演のタイトルでもあるそうです。特にこの中だとLEO王のラップが韓国のラッパーYDGを彷彿とさせるスタイルでお気に入りです。(心なしか顔も似ている。)この曲に参加している9m88は、Sid and Geriっていうディレクションチームがビデオを作ってたりするんですが、このアーティストの手掛けた作品が全部グラフィティやグッズがやばくて、展示にも見に行きたいです。9m88は既に日本のファッション誌でも紹介されてたり、今注目されている台湾のデジタルアーティストJOHN YUYIの作品モデルもしていたりと、ファッショナブルで感覚的なので、Sid and Geriと合わせて来年日本でも流行るかなと思ったり。来年はこのメンバーが出演するThat’s My Shhhの公演を見に台湾に行きたいです!
NCT127 – “Cherry Bomb”
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NCTは去年”The 7th sense”っていうとてつもなく前衛的な曲でデビューした時になんかヤバイかも….と思ってたのですが、やっぱりヤバい!と確信したのがCherry Bombでした。アメリカビルボードも「K-POPの構造を完全に覆した、奇抜な冒険」と説明する程、ラップを中心にした構成で、途中メロディーがほとんどなく、あまりに攻めすぎてファンからも大衆受け可能なのか?と心配の声が上がるほどでしたが、メインストリームに照準を合わせるのではなく、その先に行こうという気概がビリビリ感じられます。この曲の公開時にはティザーサイトは、楽曲の公開に合わせて新しい動画や写真が公開されたり、実際にユーザーがコンテンツやアイコンを操作して配置を変更したり、画像を合成してTwitterアイコンを作ってSNSに共有できるようになっていたりと、日々変わるサイトで、インターネットを通じてどうやったらファンコミュニティの関心を高めて、話題が広がっていくのかを見据えたコンテンツが物凄くよく作られていてる印象でした。独自のYoutubeコンテンツもオシャレに作られてて、動画配信がこれだけ重要視される中でYoutuberのように身近すぎずアイドルという定を崩さず良い感じの距離感を提示してるなーと思いました。アーティスト自身や楽曲以外のコンテンツ製作陣含めてめちゃくちゃかっこいいです!
来年の告知
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年明けたら個人でインディペンデントでマガジン発行する予定です!来年はもっと雑誌作りに新たなスキル習得に頑張るぞ〜。
Erinam
韓国在住のグラフィックデザイナー。韓国で雑誌制作する傍ら、韓国に纏わるイベントや撮影のコーディーネーター、ライティングなど色々してます。
Source: FNMNL フェノメナル