本日リキッドルームでリリースイベントも開催される画期的なゲーム音楽コンピレーション『DIGGIN IN THE CARTS』。今作は80年代後期から90年代中期にかけて、日本のゲームミュージックが生んだ貴重かつ革命的な楽曲ばかりを集めたコンピレーション・アルバムだ。レッドブル・ミュージック・アカデミーによるドキュメンタリー映像シリーズ『ディギン・イン・ザ・カーツ』の監修者ニック・デュワイヤーとHyperdub主宰のKode9が研究を重ね、監修を務めて完成させた楽曲集は8ビットパソコン、16ビットパソコンのために作曲されたもの。
今回FNMNLでは『DIGGIN IN THE CARTS』以降の32-bitや64-bitの楽曲を中心にニック・デュワイヤーに『DIGGIN IN THE CARTS』以降の時代の10曲をチョイスしてもらった。
イントロダクション
「ディギン・イン・ザ・カーツ」のドキュメンタリーシリーズが2015年半ばに公開された6ヶ月後にこのコンピレーションについて動き始めたので、2年以上かかりましたがやっとリリースすることができて今とても嬉しいです。この2年間、そしてさらには2013年にドキュメンタリーのためのリサーチを始めた時期から、僕の頭の中は8-bitや16-bit時代の日本のゲーム音楽のことしかなかったですね。その中でも最高のものをこのコンピレーションでは聴いていただくことができます。一方、ここ最近の5ヶ月間は、32-bitや64-bitの世界におけるディープなリサーチをしていて、最近Red Bull Radioでローンチされた「ディギン・イン・ザ・カーツ」の新しいラジオシリーズのための準備をしています。チップの時代が終わってしまうと、ゲーム音楽はその魅力やユニークさの多くを失ってしまったと思いますし、僕が8-bitや16-bitの時代について愛しているのは、それぞれのサウンドチップが持つ、異なっていて印象的な個性であると思います。正直に言わないといけないのは、この「チップ以降の時代」においては聴くに耐えないゲーム音楽もあります。しかし、300,000以上のトラックを聴き、この中からユニークでマジカルなセレクションを選ぶことができたので、皆さんに10曲の僕のお気に入りをシェアをしたいと思います。今回のディグは、ゲームのカートリッジではなくCD-Romだったので新しい冒険でしたね。(ニック・デュワイヤー)
1. 河本圭代 – “Catharsis” 『レイストーム』収録 (Arcade / PSX) (1996)
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80年代後期や90年代初期のデトロイトのプロデューサーたちが、ディストピア/ユートピア的な未来の世界のサウンドトラックを作るためにシンセサイザーを用いたのと同じように、たくさんの日本のゲーム音楽作曲家たち、特にシューティングゲームに携わっていた作曲家たちは、Underground ResistanceやDerrick May、Carl Craigといったアーティストたちに影響を受けていました。河本圭代は1984年にカプコンのサウンドチームの初期メンバーの1人として活躍を始め、初期においては、『Commando』、『Tiger Road』、『Ghouls and Ghosts』、『Forgotten Worlds』といったゲーム作品のサウンドトラックを通して有名となりました。その後、90年代初期には彼女はカプコンを離れ、タイトーに作曲家として入社してサウンド開発部門・Zuntataに所属することになります。そこで、1996年に彼女が作ったのがこの素晴らしいサウンドトラックです。僕はこれを32-bit時代における最も素晴らしい作品のうちの一つだと思っていて、『ディギン・イン・ザ・カーツ』のライブイベントでも最近この曲をプレイしています。サウンドシステムの音量を通して聴く最後のセクションのキックは、毎回鳥肌ものです。
2. 斎藤学 – “Track 4” 『Evolution』収録 (FM Towns) (1989)
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『ディギン・イン・ザ・カーツ』コンピレーションの目的は、ビデオゲームのために作られたこの素晴らしい音楽の全てを、ビデオゲームの文脈から独立して自らの足で立つ、ユニークでかつ革新的な電子音楽として表現しようというものです。そして、僕がこのプロジェクトを始めて以来、最も気に入っている発見といえば、斎藤学の音楽の発見です。彼はまぎれもない天才でしたが、悲しいことに、腎不全により22歳という若さでこの世を去ったことで知られています。彼は17歳の時にシステムサコムという会社に入り、1987年に Sharp X1の「Euphory」で最初のサウンドトラックを作りました。彼の音楽は他のゲーム音楽では滅多に聴くことができないようなクオリティで悲哀やメランコリーを表現しています。事実、僕は彼の音楽の多くの中で表現されている感情を描写するのに、彼の運命を知ってしまっていることもこれも助け、ポルトガル語のsaudade(サウタージ)という単語を使ってしまうほどです。このトラックは、1989年のFujitsu FM Townsからリリースされた素晴らしいサウンドトラックからのものです。彼がこの2年後に亡くなりましたが、彼が生きていたら、日本のゲーム音楽において最も偉大な作曲家のうちの1人になっていただろうと僕は確信しています。
3. 今給黎博美 – “Unknown” 『ブライ2 闇皇帝の逆襲』収録 (PC-Engine CD-Rom) (1992)
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80年代の有名な日本のポップスのアーティストがゲーム音楽の領域で活躍することは、90年代までは珍しいものではありませんでした。もちろん、Yellow Magic Orchestraの細野晴臣が1984年にゲーム音楽に携わったことはここで触れないわけにはいきません。彼はナムコのクラシックな伝説的なアーケード音楽である”ビデオ・ゲーム・ミュージック”(「ビデオゲームミュージック」という単語はここで史上初めて使用された)にアレンジを加えました。また、YMOの他のメンバーたちもゲーム音楽に挑戦しています。坂本龍一はPCエンジン-CD Romゲームの「天外魔境 ZIRIA」のための音楽を1989年に作曲し、高橋幸宏はスーパーファミコン用ゲーム『ノイギーア〜海と風の鼓動〜』のための作曲をしました。これに加え、カシオペアの野呂一生はセガのサウンド部門「S.S.T Band」とタッグを組んでいましたし、レベッカの土橋安騎夫はコナミと共同で仕事をし、VRC7のチップによってファミコンソフトで唯一FMシンセを実装した「ラグランジュポイント」のための作曲も行いました。でもここで僕は、ゲーム音楽産業の外の作曲家による作品で最もお気に入りであるものの一つとして、日本の伝説的なバンド、クリスタルキングのキーボード奏者である今給黎博美の作品を挙げたいと思います。リバーヒルソフトからのPCエンジン用CD-Romのためのたくさんの素晴らしいサウンドトラックのうちの一つです。
4. 吉田博昭 – “Stream Of Deep Blue” 『ウルフファング』収録 (Arcade / PSX / Saturn) (1991)
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ゲームのチップ時代について僕が最も魅力的に感じる点は、それぞれのシステムが独自のサウンドチップを持っていて、さらにそれぞれのチップは驚くべきサウンドのパレットを備えるユニークな楽器であるということです。ファミコンのチープな四角波から、Mega Driveで聴くことができるYamaha YM2612のアイコニックなサウンド、そしてスーパーファミコンでのSPC700のサンプリング能力に至るまで、これらは作曲者たちに最大8つのチャンネルによる低クオリティのサンプリング音の使用をADPCMを通して可能にし、豊富なパッドを用意しました。そして、そのオーケストラ(まだそこまでは達していませんが)サウンドはその時代の日本のRPGにおいて広く普及しました。同じことはアーケード用のシステム基盤においても起こっており、ゲーム会社もサウンドチップに依存する、それぞれ異なるサウンドパレットを持ったユニークなボードを持っていました。
私のお気に入りの一つは90年代初頭のデータイースト社のアーケード用システム基盤によるキラーサウンドで、Hyperdubによる「Dragon Gun」のサウンドトラックからのコンピレーションにも、これらの基盤の1つから作られたトラックが収録されています。実際の基盤やそれらのスペックに関する正しい情報を見つけることはインターネット上で非常に困難なのですが、その曲では間違いなくYamahaのYM2151のチップを聴くことができるでしょうし、それはADPCMを4チャンネル持つOki MSM6295にとてもよく似ています。これらのサウンドチップは、『ストリートファイター2』を動かしたカプコンの伝説的なアーケード用のCPシステム基盤において用いられているものと同じです。同じData Eastの基盤と同じ作曲者である吉田博昭が『ウルフファング 』のサウンドトラックの背後にいるので、これを聴いて確認することができるでしょう。ドラムやダークなシンセサウンドは、荒涼としたディストピアを表現するのに最良の使われ方をしています。また、808のカウベルサウンドを僕が愛していることも付け加えておかなくてはいけません。
5 . 岡村静良 -” Un Caillou Ricochet” 『Viewpoint』収録 (Neo-Geo) (1992)
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90年代初頭のダンス・エレクトロニックミュージックからの影響を模索し、それをゲーム音楽の世界に持ち込んだという意味では、ほとんどの人は古代祐三と川島基宏によるベア・ナックル (Streets Of Rage)シリーズの、当時としては驚くほど革新的な作品たちを挙げるでしょう。しかしながら、当時爆発していた東京のクラブカルチャーと深い繋がりを持ち、ゲーム音楽の中でクラブミュージック由来のサウンドを発展させた別の天才的な作曲家を挙げる少数派もいるでしょう。 Neo-Geoは当時の他のゲーム機に比べはるかに高い性能を有していましたが、高額であったため世界中の子どもたちの95%にとっては手の届かないものでした。そのため、Viewpointは最近になってにわかに注目を集めてきたサウンドトラックであると僕は感じています。岡村静良はジャレコというシューティングゲームのための作品ですでに有名になっていた作曲家でしたが、1992年に Neo-Geoのサウンドチップの性能を限界にまで押し上げ、それにより「フレーズ・サンプリング」を可能にしました。これによって、とてもチャーミングでグッドなハウス的なトラックを作ることができたのです。これはクラブから聴こえる音楽のように感じられ、一般的にビデオゲームから聴こえてくるとは予想ができないようなものでしょう。
6. 井上久夫 – “Unknown Track” 『Babel』収録 (PC-Engine CD-Rom) (1992)
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ここ数年、僕は32-bitや64-bitの時代の研究のために長い長いプロセスを辿ってきました。その中では50万以上のトラックを聴いてきましたが、「それなりにまとも」という作品にさえ数日間出会わないことも時にありました。しかし、この日々から僕が学んだことがあります。それは、だいたいの場合ゲームが抽象的になればなるほどサウンドトラックはより実験的になっていくということ。そして、これこそがお宝の眠る場所なのです。これらのゲームの多くは、オンラインにサウンドトラックを持っていませんので、私はゲームプレイを引用として使わなくてはいけません(想像される通り、金塊を見つけられるかもしれないという希望の中、ゲームを通してプレイするということは驚くほど大変です。)。そして僕が何かを発見すると、僕の友人であるChipの導き手のHally(「ディギン・イン・ザ・カーツ」のビデオシリーズでも登場していた)がどんなにわかりにくいものであっても、僕にそのサウンドトラックについて教えててくれます。 このトラックはPC-エンジン用CD-Romソフトで、Babelというゲームのものです。Babelはテレネットという会社から販売されているものです。テレネットにはWolf Team、Laser Soft、RiOTという三つの開発チームがあり、今日でも第一線のキャリアで活躍する小川史生や桜庭統を含む才能ある作曲家たちを有していました。井上久夫による本トラックはとても良い作品ですが、サウンドトラックをフルで聴いてみるとこれが氷山の一角にすぎないことがわかりました。
7) 近藤浩治 – “Lethal Lava Land”『Super Mario 64』収録 (N64)
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マリオやゼルダの音楽を作った作曲家、近藤浩治について僕らが忘れてしまいがちなことは、彼の作品はゲーム音楽の歴史において最も有名なものでありますが、それと同時に彼という作曲家が完全なるパイオニアでもあったということです。近藤は音楽マニアで、世界中の音楽についての知識で彼の右に出る者は業界で誰一人いなかったでしょう。彼はカシオペアなどの日本のフュージョンバンドやジャズアーティスト・渡辺貞夫のボサノバの大ファンで、当時僕らはこれに気がつくには若すぎましたが、こういった影響は初期のマリオの音楽に反映されていました。話は進み、80年代後半にスーパーファミコンのサウンドチップが任天堂のスタッフに向けて試作され、従来よりもはるかに豊富な音色やサウンドを使ったゲーム音楽の制作が可能になったことがわかると、近藤はゲーム音楽がそれ以降どんどん一般の音楽に近づいていくということを悟り、心配しました。それまで、ゲーム音楽はチープな矩形波のサウンドによって定義されてきましたが、彼はそれを愛していましたし、それこそがゲーム音楽のユニークな点でした。ユニークさをゲーム音楽に持たせ続けることを願う近藤は、世界中の伝統音楽やフォーク音楽を学び始めました。そして世界中からの伝統楽器を、例えばスチールパンとバンジョー、もしくはマリンバとシタールといったように一般の音楽では決して用いられないような方法でアレンジすることで、ゲーム音楽のユニークさを保とうとしました。当時、多くの子どもたちは無意識のまま、スーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」を通して、アフリカやカリブを始めとする世界中の伝統楽器のサウンドに触れていたのです。このトラックは「スーパーマリオ 64」からのもので、近藤の伝統音楽への深い理解を象徴する素晴らしい例です。この頃、彼の頭の中にはヒンズスタン古典音楽の素晴らしい世界が広がっていたのでしょう。
8. 佐藤理 – “Various Tracks” 『LSD』収録 (Playstation) (1998)
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1998年にリリースされた日本では当時それほどの成功を収めることはなかったものの、現在「L.S.D」は世界中で驚くほどカルト的な影響を持つ、最も実験的で徹底された精神ゲームの一つであることは間違いないでしょう。佐藤理はまさに”アーティスト”で、長年に渡りいくつもの異なるメディアを用い自らの芸術を探求しています。1990年代には、佐藤はCD-ROMに関心を向け、それまでのビデオゲームでは見たり聞いたりすることのなかった体験を作り出す方法を探求しました。「L.S.D」は実際にはゲームというよりも、サイケデリックなトリップの世界をプレイヤーが自由に動き回るというようなもので、音楽は始終そのピュアな狂気を高める助けをします。ゲームと同様にサウンドトラックは素晴らしいもので、佐藤が全てを作曲しています。この500以上の異なる「パターン」からは、激しいアシッドの優れたものや贅沢なアンビエント・サウンドスケープから、ほぼプロト-フットワークといえる試みまでを一周するような90年代のWarpに影響を受けたIDMミックスを聴くことができます。佐藤理による「L.S.D」のオーディオ・ヴィジュアルショーの初披露を僕たちが催すことができてとても嬉しく思います。そして願わくば、「ディギン・イン・ザ・カーツ」イベントのワールドツアーでこのショーを日本の外でも行いたいと考えています。
9. 仲野順也 – “Book Of Cosmos” 『デュープリズム』収録 (Playstation) (1999)
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自分がリサーチモードの時に、RPGに向き合うこととなると僕はいつも心の準備をしなくてはなりません。16-bit時代、トラック数は一本につき60曲まででしたが、32-bit時代が到来すると、一本に最大120曲が入るトラックが出てきたり、時にはたった1つや2つのトラックのみで長いトラックリストが構成されることもありました。 しかし喜ぶべきことに、このサウンドトラックにはたくさんの実に美しいトラックが長いリストの中に散りばめられています。スクウェアの作曲家でいるということは、植松伸夫、光田康典、菊田 裕樹、浜渦正志などといった作曲家たちを同僚に持つということであり、これはきっと大変なことでしょう。彼らは皆ゲーム音楽を通して自らのユニークなサウンドを進化させ、革新的なサウンドトラックを作りました。これらは世界中のオーケストラによって演奏され、オリジナルから20~25年以上経つ現在でも広く楽しまれています。人々がスクウェアの作曲家を思い浮かべる時、仲野順也の名前は一番には出ないかもしれません。しかし、このサウンドトラックはプレイステーションにおける最高の作品のうちの一つであると僕は思っていますし、特にこのトラックは”美”を備えているものとして素晴らしい例だと思います。
10. 増子 司 – “Omen” 『デジタル・デビル物語 女神転生II』収録(Famicom) (1990)
このランキングの最後は「手に入れようと戦ったが叶わなかった」話で終わろうと思います。コンピレーションで、本当に幸いなことに僕らは収録したかった曲の95%をなんとか集めることができました。そこまで到達するのには1年以上かかってしまいましたが、日本ではただ1つの版権を取得するのにもいくつもの壁があるのです。このコンピレーションには約20もの異なる会社が関わっていますが、ゲームをリリースしたオリジナル会社のなかには、すでに引退をしていたり、買収や合併で数十年前から大きなゲーム会社の一部になっているものもありました。とても長く、時にとても険しかったっであろう契約交渉を全て担当してくれたSpine SoundsのJames Matsukiには謝意を送らなくてはいけません。しかしながら、いくつかの理由により契約に至らなかったものもありました。これらの多くは、すでに評価を得ている(また成功している)マンガやアニメを元に作られたゲームの音楽です。これらのサウンドトラックは日本のメジャー音楽レーベルから当時にリリースされているため、権利問題が時にかなり複雑だったのです。ここに僕が挙げたトラックは、コンピレーションに収録したかったもののどんなにトライしても残念ながら実現しなかったものです。このトラックは、増子司という才能溢れる作曲家による「女神転生シリーズ」2作目のための曲です。このシリーズはサウンドトラックが非常に素晴らしいことで知られており、またこのトラックは豊富なサウンド使用を可能にする拡張音源チャンネルとNamcoのN160チップによって作曲されたほんの一握りのサウンドトラックのうちの1つです。ぜひ、大音量で聴いてみてください。もしこれが2017年にリリースされていたら、Hyperdubから出たサウンドみたいだ、と聴いてもらえればと僕は思っています。
Info
label: Hyperdub / Beat Records
artist: V.A.
title: DIGGIN IN THE CARTS
release date: 2017/11/17 FRI ON SALE
国内流通仕様CD BRHD038 定価 ¥2,200(+税)
hally (VORC)による解説 / オリジナルステッカー封入
[ ご予約はこちら ]
amazon: http://amzn.asia/hwxms4X
iTunes: http://apple.co/2ybCIk9
RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017 presents
DIGGIN’ IN THE CARTS
電子遊戯音楽祭
日 時:2017年11月17日(金)開場19:00/開演19:30~
場 所:LIQUIDROOM(恵比寿)
料 金:前売3,500円 *20歳未満は入場不可。顔写真付き身分証必須。
出 演:Kode 9 x Koji Morimoto AV, Chip Tanaka, Hally, Ken Ishii Presents Neo-Tokyo Techno (’90’s Techno Set), Osamu Sato, Yuzo Koshiro x Motohiro Kawashima and more
Source: FNMNL フェノメナル