Seihoとokadadaが主催し、新鋭アーティストやDJを発掘、紹介するイベント『AT THE CORNER』のフルラインナップが発表された。
新たに追加されたのはÆgill、PALECORE、YNOの3組で全てライブでの出演となる。今回の応募者全員に対するメッセージがSeihoから届いている。
本当に多数のデモテープ、ミックス送っていただきました。まず最初にお礼言われてください。ありがとうございます。オカダダさんと共に、WWWのスタッフと全て聴かせていただき、一人一人の方にコメントも書き、イベントの趣旨や意味について話し合い、出演者を決定させていただきました。今回は、まず僕たちが会いたい、そしてまだ未完成で大きなステージへ上がっていないアーティストに出演してほしいというのが最終の決め手でした。やはり僕らのイベントなので結果的に偏ったなったなという印象もありますが、出演者決定の相談会で、「最近こういうハウスの子いるんだね」とか、「今度の別のイベントで、この人みてみたいね」とか、そういう会話ができたことが何より、このイベントやって面白くなって来たなと思ったことでした。これは決してオーディションでも、コンテストでもなく、日本中で鳴っている音を聴かせていただいて僕たちと友達になってください。って企画だったので、2人からのお礼も含め渋谷にデモを送ってくださった皆様に向けて応募者全ての名前が入った横断幕を出させていただきました。本当に皆さんありがとうございました。会場でお会いできること、心から楽しみにしてます!
Seihoより
また出演アーティスト全12組に対するSeihoとokadadaのコメントも公開されている。
– LIVE –
Ægill (兵庫)
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Seiho:自分たちがやってきた音をこういう風にハイブリットに進化していくのか。って驚き。自分たちでさえ上の世代からハイブリット世代って言われていたので、凄い違和感というか。ただ今回の募集ではそういうものが比較的多かったですが、彼はうまく自分の音に消化して、かつ自分が作りたい世界が先に見えているように感じました。
okadada:おそらく最年少?単純なクオリティの高さと、何かが継承されている雰囲気に魅力を感じました。
abelest (福岡)
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Seiho:ドラゴンボールやDrスランプなど懐かしいアニメからのサンプリング、独特の柔らかな空気と、尖ったリズムは本当に素晴らしい、しかも笑わせてくれる。
okadada:一聴してわかる音や展開の独創性、強烈ともいえるユーモアに完全にやられました、ものすごく楽しみ!
dhrma (兵庫)
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Seiho:西海岸のビートカルチャーをおさえつつ、新しいことにチャレンジしている姿勢にまずやられました。ビートのタイム感も、ネタのセンスも、アンビエンスの作り方も気持ち良い!
okadada:出演陣の中では最もオーセンティックなヒップホップとも言えるビートミュージックですが、独特の味の片鱗を感じます。
Fmifmi (札幌)
コメント
Seiho:音から作っている情景が浮かぶというか、すごく手触りのあるビートが多く、生活空間に馴染むけど、お部屋を彩ってくれるインテリアのような。といっても、決してイージーリスニング的なものではなく、しっかりと音が意味をもって目の前に存在するような独特の空気感好きです。
okadada:ドープな、荒々しい、というよりは美しさや静謐さを感じるビートが鮮烈で、先に期待できると感じました。
Le Makeup (大阪)
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Seiho:以前から知っている彼ですが、このタイミングでWWWXくらいの場所でプレイしてほしかった一人です。音は様々な要素がミックスされてはいるけど、独特のジャンク感と澄んだ空気感が共存してるのが特徴だと思います。どんなセット用意してくるのか楽しみ。
okadada:既に知っている人は知っていると思いますが、安心感すらある自分の音を確立しています。間違いなく鬼才だと思います。
PALECORE (東京)
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Seiho:聴いた瞬間に、女二人組?、二人でライブやったことない?嘘つけよ。どうせ誰かの変名だろ。って思ってたのですが連絡を取ってみてびっくり。 変名ではあったものの、この二人がやってて、今こういう音作ってるんなら是非出てほしいってことで。とにかくめっちゃアホな音なのに、おしゃれ。
okadada:勢いとノリがとにかくひたすら突出していました、一組はこういうのが居て欲しかった!当日のライブに期待しています。
The Neon City (大阪)
コメント
Seiho:インディーエレクトロニック女性SSW的な方ですが、メロのセンスが僕は凄く好きでした。
懐かしさもあるし、なによりストレートな部分と意地悪な部分が共存している人なんだろうなと。たぶん一人でライヴするスタイルだと思うのでどういう構成でくるのか楽しみ。
okadada:出演陣の中では最もポップな音、少し懐かしいチルウェーブ的音響とひねたところの無い素直な歌唱が魅力です。
toiret status (山口)
コメント
Seiho:海外からのリリースもしてる彼ですが、個人的にWWWXという大きい会場でどういうボール投げてくるのか見てみたい。音も世界観も完成しているので、どうなるんだろう。今からワクワク。
okadada:こちらも既に知ってる人は絶対に知っている、どう聞いてもこの人の音にしかならない世界が確立された人です。素晴らしい。
YNO (千葉)
コメント
Seiho:完全にヤバイ人枠ですよね。共演するメンバーに対してのスパイスだし、何より僕もオカダダさんも一番にこの人あってみたい、、、。って話になりました。サンプリングって意味ではない音のコラージュがたまらなく愛おしい空気を醸し出しているんですよ。
okadada:全出演者の中でも少し異質の音、日記のような実験のような、その両方が確立された不思議で魅力的な音です。
– DJ –
nutsman (岐阜)
コメント
Seiho:僕は一度しかDJはみてないのですが、流れの作り方がスムースなミックスも、ザッピングのような粗さも兼ね備えていて、それでいて文脈の読み方が面白い。オカダダさん好きそうだなって一瞬でわかりました。笑 周りからの下馬評が凄く高いので、本当に楽しみ!
okadada:伝統的な先輩方のオールジャンルなDJの技を正当に継承しつつ感性は現代的、フロアでいつも驚かせてくれる男です。間違いなし。
ukdd (沖縄)
コメント
Seiho:MCウクダダとMC i know でのウクダダちゃんしかみたことないのでDJスタイルはわからないですが、絶対にかましてくれるだろうなと、ワクワク。「かます」って別に過激なこととか、大げさなことじゃなくて、あ、そうそう、こういうこと!って頷かせてくれるんだろうなと楽しみにしてます。
okadada:見た目や人柄の人なつっこさとは裏腹に、フリーフォームかつ渦をまくようなDJをするので驚かされます。こういうDJもいる、というのを知って欲しいと思いました。
YUMY (鳥取)
コメント
Seiho:DJうまいんです、ハウスやテクノやってもJUKEやっても本当にうまい。最初鳥取に遠征で行ったときに見てからずっとファンです。音楽を文脈じゃなくて、色や形で判断しているようなセンスがあって、違和感なく異なる文脈を繋いでいくのはあっぱれです。
okadada:あらゆる場面に柔軟に対応しつつ、でもいつも少しそこから離れたところの音を引っ張ってくる感じが新鮮でいる理由だと思います。
また公募出演者の音源をまとめたプレイリストがSoundCloudで公開されている。
さらに応募者全345通に感謝をこめ、応募者全ての名前が入った横断幕も会場であるWWW X前に設置されている。
全国各地から注目の若手アーティストが一堂に会する、またとない機会である『AT THE CORNER』はいよいよ今週金曜日に開催される。
Info
RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017
AT THE CORNER
未来才能全員集合祭
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日 時:2017年11月3日(金・祝)開場・開演16:00~
場 所:WWW X(渋谷)
料 金:楽曲&DJミックス応募者1,000円/前売1,500円/当日2,000円(別途1ドリンク代)
出 演:Seiho, okadada, Ægill (兵庫), abelest (福岡), dhrma (兵庫), Fmifmi (札幌), Le Makeup (大阪), nutsman (岐阜), PALECORE (東京), toiret status (山口), The Neon City (大阪), ukdd (沖縄), YUMY (鳥取), YNO (千葉)
日本を代表するビートメイカーSeihoとDJのOkadadaが自らの手で、未来有望なアーティストを
新たに発掘&紹介するショーケース・イベント「AT THE CORNER」の第2弾のフル・ラインナップ発表に合わせて応募出演者の音源をまとめたプレイリストが公開!
LIVE:
Seiho
Ægill (兵庫) *NEW
abelest (福岡)
dhrma (兵庫)
Fmifmi (札幌)
Le Makeup (大阪)
PALECORE (東京) *NEW
toiret status (山口)
The Neon City (大阪)
YNO (千葉) *NEW
DJ:
okadada
nutsman (岐阜)
ukdd (沖縄)
YUMY (鳥取)
Source: FNMNL フェノメナル