8月31日にEminem(エミネム)が何の告知もなく突如リリースしたアルバム『Kamikaze』には流石にみんな驚いてしまったのではないだろうか。これは昨年末にリリースしたアルバム『Revival』以来となる作品であり、アルバム・アートワークはビースティ・ボーイズが1986年にリリースした『Licensed to Ill』に影響されている。
13曲を収録した本作はエグゼクティブ・プロデューサーはドクター・ドレーとエミネム自身。ゲストにはロイス・ファイブ・ダ・ナインやジョイナー・ルーカスの他、今注目されているカナダの女性シンガーのジェシー・レイエズも参加している。
Tried not 2 overthink this 1… enjoy. #KAMIKAZE Out Now – https://t.co/ANw73KbwMt pic.twitter.com/qfQoTYBTUy
— Marshall Mathers (@Eminem) 2018年8月31日
そしてこのアルバムについて今話題となっているのが、収録されている曲の中でエミネムが複数のラッパーについてディスしているのでは?ということだ。
アルバムの1曲目を飾る「The Ringer」では、Lil Pump(リル・パンプ)とLil Xan(リル・ザン)は“リル・ウェインのスタイルを真似しているだけだ”というリリックがある。
8曲目のロイス・ダ・ファイブ・ナインとコラボした「Not Alike」では、 Machine Gun Kelly(マシンガン・ケリー)について“もしサブ・マシンガンを持って俺のところへ来たいならいいだろう、でもお前は自分が愚かだってことをわかっているだろう、ケリー”というリリックがある。これは以前マシンガン・ケリーがエミネムの娘(当時16歳)について”最高にホットな女”だってツイートしたことについて怒っているのではないかと思われる。
10曲目の「Fall」では、同じレーベルメイトであったJoe Budden(ジョーバドゥン)について“俺が噛み付く前に誰かジョー・バドゥンに言ってやれよ、奴の体が圧縮しないようにしなって、あいつはヒット曲を出さなければならなかったんだ”とラップしている。これはラッパーを引退してコメンテーターとして活躍するジョーがエミネムの曲を批判したことについて怒りを顕にしているようだ。そしてエミネムは続けてDJ Akademiks(DJアカデミクス)に対して”俺もあいつに、これはゴミだな、って奴が俺に言ったように言い返さなくちゃな”とラップ。ジョーと同じく、アカデミクスはエミネムのアルバム『Revival』をゴミと評価したからだろう。
また、エミネムはTyler, the Creator(タイラー・ザ・クリエイター)が「Walk On Water」をディスしたことに面白く思っていないのだろうか。タイラーに対しても度々問題視される同性愛者への偏見などについて触れている。
以上が現在までに把握できる内容だが、もしかするとエミネムは他にも批判しているリリックがあるのかもしれない。とにかくサプライズでリリースされた今回のアルバム『Kamikaze』は要チェックでしょう。必聴!!!
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Source: Black Music Dictionary