シンセサイザの世界において大手メーカーの昨今の流れは完全にアナログ。昔のものを復刻させたり、新設計のアナログシンセを開発したり……、もちろんそれはそれで面白いけれど、「もっと何か斬新なデジタルも出して欲しい!」そんな思いを持っている人も少なくないと思います。そうした中、次々と新しいデジタルシンセを開発する天才的な日本人、開発者がいます。そう、以前にもDTMステーションで何度か紹介したことある、iceWorksブランド製品を展開する種田聡さんです。
これまでにもARGON Synthesizer、XENON Groove Synthesizer、CASSINI Synthesizer、Laplace Resonator Synthesizer、LORENTZ Polyphonic Synthesizer、Mersenne……と革新的なシンセサイザをiOS上で開発してきた種田さんが、また新たなシンセ、Kronecker(クロネッカーを2年ぶりにリリース。iPadおよびiPhoneで使えるユニバーサルアプリとなっているのですが、2日前にApp Storeへの登録直後から世界中で話題となっているのです。実際どんなものなのか触ってみたので、紹介してみましょう。
5月21日にリリースされたばかりの新音源、Kronecker
続きを読む
Source: 藤本健の“DTMステーション