ご存知のとおり日本の楽器メーカーは世界のトップを走っており、家電メーカー、クルマメーカーが沈みつつある中、今も力強く突き進んでいます。YAMAHA、Roland、KORG、KAWAI、TAMA、SUZUKI、CASIO……、さらにレコーディング機材、エフェクターメーカーも入れればTEAC、ZOOMなどなど。読者の中には、「え?それって日本のメーカーだったの?」なんてところもありそうですが、日本のメーカーは強いのです。
でも、安穏としていたらいつ追い越されるか分からない過酷な競争の世界であることも確か。事実、中国メーカーが近年、着実に力をつけてきており、世界進出をしてきているのです。「でも、中国製品なんて、質が低くて、使い物にならないでしょ」なんて甘いことを考えている状況ではなくなりつつあります。そんな中、中国最大規模の楽器メーカー、Cherub Technology(チェルブテクノロジー)が日本進出を決め、4月23日に第1弾となる製品の発売を開始しました。具体的にはギター用のマルチエフェクターであるCerberus(ケルベロス、市場予想価格33,600円)、デジタルワイヤレスシステムのB-2(同13,800円)、そしてクリップ式ギターチューナーのWST-530(同1,200円)のそれぞれ。日本の担当者にも話を伺うとともに、製品を触ってみたので、簡単に紹介してみましょう。
中国から大手電子楽器メーカー、Cherub Technologyが日本上陸
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Source: 藤本健の“DTMステーション