マキシマイザのDeeMax、音をいい感じに太くしてくれるDeeFat、知識不要で機能してくれるDeeEQ、音像を思いきり広げてくれるDeeWider……などなど、ユニークでありながら、即、現場で使える強力なエフェクトを次々とリリースしているDotec-Audioが、また新たな製品を開発してくれました。今回、発売するのはグラフィックEQのような感じで直感的な操作ができるコンプレッサ、DeeGraphCompというもの。最初に話を聞いたときは「何だそれ!?」と思ったのですが、これはまさに発明といえるまったく新しいタイプのエフェクトで、今までにない音作りを可能にするツールだったんです。
いわゆるコンプレッサとして使えるのはもちろんなのですが、ダッキングを作りだしたり、テープの逆再生的なサウンドを生み出すことができるなど、非常に面白い使い方ができるエフェクトなのです。Dotec-Audioがこれまで打ち出してきた、「レバー一つでいい感じに操作する」というUIではなく、まさにグラフィックEQのような見た目、操作感。価格は5,000円(税抜き)で、従来製品と同様Windows(64bit/32bit)およびMacのプラグインとして利用でき、VST、AU、AAXのプラグイン環境で動作するというものです。実際、これがどんなエフェクトなのか、紹介してみましょう。
新発明のDotec-Audioのエフェクト、DeeGraphComp
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Source: 藤本健の“DTMステーション