NujabesのDNAを受け継ぐ逸材として最もリリースが待たれたアーティスト/ビートメイカーのFKが、長い沈黙を破りオリジナル楽曲Meaning of Blueを本日4月11日(水)にリリースした。
FKは、膨大な音楽知識とアーカイヴを持ち合わせ、生前のNujabesが「僕が知り得る範囲でサンプリングを駆使する日本のアーティストでは彼以上のビートメイカーは見当たらない」と言わしめた逸材。nujabesの主宰のレーベルhydeout productionsの旗艦店「tribe」のマネージャーとして抜擢され、Nujabes「D.T.F.N」の12インチシングルのSide.Bに「Shades of Nostalgia」(同レーベルからはNujabes以外のアーティストによるオリジナル楽曲のリリースとしては初)が収録され、続いてtribeが立ち上げた同名のレーベルから7inchシングルをリリース。その他リミックス・ワークやNujabesの急逝に伴うトリビュート・アルバムにも参加している。
FKは、マスターから直接1枚ずつアナログカッティングを行う超限定生産のヴァイナル・ダブプレート「Straight Out Cutting Series」をスタートさせ、本作はその第一作目のデジタル版リリースとなる。
絶妙かつ透明感のあるジャズ・サンプルを何層にも折り重ね、彼ならではのソリッドかつファットなビートをあしらったインストルメンタル・チューンとなるこの「Meaning of Blue」は、Nujabesの影響を色濃く感じさせながらも彼の持つ独自のセンスやスキルを存分に感じさせるポスト・ジャズヒップホップとも言うべきシネマティックなアレンジと空間処理で聴き手を瞬時に音の世界に誘う。
膨大なヴァイナルコレクション、そしてNujabesとの音を通じたコミュニケーションにより自身の世界観を深めて来たFKが見つめる「過去~現在~未来」を示唆するかのようなメタフォリカル・ミュージックが長い熟成期間を経てここに完成した。
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